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2004年05月10日
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カテゴリ:司法試験関連
改正民事訴訟法の目玉の1つですね。

専門委員制度、訴えの提起前における証拠収集の処分等、計画審理、以上がこの4月から施行になった新民事訴訟法のっポイントです。
とりあえず条文はきちんと読んでおくべきです。前と比べてどんな点が違うのか、専門委員制度のところは条文を読めば分かります。
訴え提起前の処分については、証拠保全との区別、送付嘱託、文書提出命令との比較、執行官の現況調査の新設された点などに注意して読めば理解が深まると思います。
なお、訴え提起前の処分なので、濫用を防止するため、要件が多々定められています。そこらへんも読んでみて、なるほどと思いながら読むと、ますます良いと思います。

計画審理については、訴えの初期の段階で、争点整理時期、証拠調べの時期、判決の時期などの予測が出来る点です。現状では、長引きそうな複雑な事件については、2,3回期日を入れていくこともありますが(刑事でも同じようなもの)、大抵は一回ごとに期日を入れたりしますので、弁護士さんの都合などの問題もあり、なかなか長引いている事件が多かったです。
しかし、あらかじめ時期が定めてあれば、それに合わせて適正に審理を尽くせることから、また、計画が出来ていれば、通常より先に先に行動できるから迅速な解決につながります。

先日、最高裁判事を退官された人の談話が乗った新聞記事を読む機会がありましたが、上告理由を限定したことで最高裁の手持ち案件は、徐々に減りつつあるそうです。以前からたまっていた事件が少しづつ減り始め、審理の時間も以前に比べれば持てるようになってきたとのことでした。
訴訟の迅速・適正化は色々な場面で進行しています。条文を時に改正年月日に気を配りながら読んでみると、改正の方向性、精神というモノが伝わってくるかもしれません。
私ももっとここら辺の改正については勉強したいところです。


予備校の一年合格作戦に乗って、一年で合格することが出来るか、
という質問があったのでお答えしたいと思います。

無理です。常人では無理です。とても優秀な人でも無理です。無茶無茶優秀で、例えば数学オリンピックで入賞とか、物凄い前歴をお持ちの方であれば、つまりそういう先天的な何か、ずば抜けた何かをお持ちの方であれば、可能かもしれません。
一発合格者は結構いますが(それでも30人程度。ちなみに受験者数は5万人弱。データの詳細は法務省のHPを見てください。)、一年合格者は一桁もいいところ、0か1だと思います(データはないです。)。

司法試験の大変さは、知識面の量の多さや考え方の修得に時間が掛かることが大きいように思います。条文の読み方1つとっても馴染むようになるには時間がかかるように思います。
で、一通りやるだけなら一年でも出来るかもしれませんが、その知識を身に付けるには絶対的に時間が足りません。専業受験生であっても、それだけの期間集中して勉強を続けるのは、ましてや慣れない学問でやるのは非常に困難です。

喩えとして適切かどうかは分かりませんが、語学に関して一年間徹底的に読むことを中心に、いわゆる昔ながらの受験勉強をやったとして、到達した読解レベルを、同時に、それより若干落ちる程度でしゃべり、作文できるようになるくらいのことが必要です。
知識を理解すること、覚えることはなんとかできても、それを使って自分なりにモノを考えられるようになること、試験という限られた環境の中とはいえ、知識を扱うのには相当な慣れが必要です。

ということで、予備校の一年合格作戦に乗るのはお勧めできません。今から勉強を始めるのであれば、やはりロースクールが一番良いと思います。比較してリスクが低いからです。

なお、現行司法試験がお金がかからないか、というとそれはたぶん間違いです。予備校に入って勉強するのが短期合格という点から言えば現実的なことを考えれば、そして、その予備校でも通常のペースで行けば、2年間程度の勉強は本当に最低限として必要で、そして一度は挫折することを考えれば、勉強代だけで諸経費を含んでも最低200万は見こんでおいて良いと思います。

あと、予備校の一年合格作戦の罠は、入門講座だけならなんとか付いていけるという点です。入門で付いて行けても、論文を実際に書くレベルになると、急激にレベルが上がって、普通の頭ですと対応できなくなります。また、択一に要求される知識の量、そしてその正確さに、要求されるレベルがまたぐっと上がります。
徐々に上がっていくレベルを感じる頃には予備校には全額のお金が入っているという仕組みです。

ということで、どうしようもなくお金がない場合を除いて、ロースクールに行くべきで、現行を目指すにしても、入門講座だけとか単発で受けるべきで、一気にお金を振り込むべきではありません。
なお、本屋さんで司法試験関係の本、私としては柴田先生の本が参考になると思いますが、色々読んでみると良いかと思います。





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最終更新日  2004年05月10日 19時36分39秒


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