Ｎｏｅｌの花見川・幕張日記

新橋の松岡ビルの前に置かれているアンティノウス像。東京でイタリアを楽しめる。台座の説明プレートに解説が記されている。

〈アンティノウスは、ローマ皇帝ハドリアヌス(117〜138年在位)が寵愛した美しい小性であったが、アレキサンドリア郊外のカノプスで溺死したことを悲しんだ帝は、彼の思い出のため、英雄や神々の姿をした多くの像を造り、またローマ近郊のティヴォリの離宮には、アンティノウスに捧げた建物「カノプス」を建てた。この像はバチカン宮殿にある同姿の一体とともに1798年古代ローマの外港であったオスティアで発見されたものである〉

かつて松岡美術館がここにあったが、2000年に新美術館を建設し、移転・再開した。創設者は松岡地所創立者の松岡清次郎（1894年 - 1989年）。清次郎は若い頃から骨董の趣味があった。ヨーロッパでオークションを体験したのが切っ掛けで、78歳から本格的に収集を始めた。

アンティノウス像ー1


アンティノウス像ー2