|
カテゴリ:カテゴリ未分類
四方を海に囲まれた、 わが母国日本では、海運業は、 ある意味生命線でもあります。 資源を輸入するのも船。 資源を製品加工して輸出するのも船。 そんな訳で、日本海運業・造船業は、 一時期世界を制覇しました。 当時の日本船の乗員は、 キャプテン以下全員が、日本人でした。 しかし、生活が豊かになり、 給料が高騰するにつれ、日本人乗員では、 採算が取れなくなってきました。 そこで、士官は日本人、 乗員はフィリピン人となり、 最近では、士官、乗員とも、 すべて、フィリピン人... が、主流となり、これは、日本の 海運業だけでなく、全世界の共通の、 流れとなりました。 つまり... 日本の輸出・輸入を司る、 大型船の運航は、フィリピン人に頼ってる 現状です。 ところが... 最近になって、ソマリア沖を通過する、 大型船が『海賊』の標的になり、多大な 被害が続出しています。 海賊が使ってるのは、小型船ですが、 高速エンジンを搭載しているので、 のろい大型船は、逃げ切れません。 さらに、この海賊はテロ組織、 アル カイダーから、資金援助 (当然、上納金を納めていますが) を受けてますので、完全武装。 停止を無視すると、バズーカーを 撃ち込んできます。 登記の便宜上、日本の海運会社は、 パナマや、リベリアにペーパーカンパニー を設立し、その会社経由で、 運営しているので、このような卑劣な、 そして深刻な国難に対しても、 日本政府は、基本的には、 介入できません。 ところが... まったく同じ状況なのに、 オランダ、フランス、アメリカ等は、 ソマリア沖に海軍を派遣して、 『自分の国』の船を護衛してます。 政府が何もしてくれない、 日本の会社の船の乗員は、 こんな気休め商品だけ渡されて、 命がけで、日本の製品・資源の貿易を、 守ってくれています。 鉄兜... 防弾チョッキ... 防弾盾... では、バズーカーには、 太刀打ち出来ません。 が... 無いよりはまし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|