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2011.06.05
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カテゴリ:JAZZ
今日は、前回ご紹介したPat Crumlyを含む、Ronnie Scottゆかりのミュージシャンが一同に会して録音されたRonnie Scottへの追悼盤をご紹介しましょう。

「それなら、まずRonnie Scottを先に紹介したらどうなんだ?」というようなご批判が聞こえてきそうですが、ご存知の通り英国ジャズ界では国宝級のテナーをご紹介、ということになるとあれこれ迷ってしまって・・・

いずれ意を決してご紹介することにしますが、今日はその外堀ではありませんが、周辺から攻めさせていただく、ということで・・

「Ronnie Remembered」  A Tribute to Ronnie Scott Jazzizit (UK) 1998年

John Critchenson (p)
Pat Crumly (as,ts,fl)
Mark Fletcher (ds except on track 5 & 10)
Leon Clayton (b)
Martin Drew (ds on track 5 &10 )

Guest
Georgie Fame (vo on track 3)
Flora Purim (vo on track 7)

01 This Heart Of Mine
02 Let Me Count The Ways
03 Tuned Into You
04 You Dont Know What Love is
05 Excuse Me Do I Know You
06 Carib Blue
07 Little Tear
08 Nippon Soul
09 Back In Love Again
10 Weaver Of Dreams
11 Seven Steps To Heaven
12 Ssh Ronnies Talking

Ronnie Scottは、1997年年末、ロンドン郊外の自宅で亡くなったのですが、この録音はその翌月の1998年1月に、当時Ronnieとゆかりの深かったミュージシャンが集まって行われました。

メンバーは、Ronnieがなくなるまで一緒に演奏していた、あるいはしたことがある人たちで、特にRonnieのオリジナルや、愛奏曲を集めた、という類の追悼盤ではありませんが、Pat CrumlyをRonnieに見立てて、見事で素晴らしい演奏を繰り広げています。ピアノのJohn Critchinsonは、Pat Crumlyに負けず劣らず大変見事なプレイを聴かせてくれます。

また、ゲストで参加しているGeorgie Fameは有名なジャズヴォーカル、ピアニストですが、Ronnie Scott Clubには、星の数ほどの出演をしていました。ちょっと毛色が違うと思われるFlora Purimは、Airtoと共に、1997年、Ronnie が亡くなった翌日にRonnie Scott Clubに出演したことがゲスト参加のきっかけになっているようです。

全体のアルバム構成は、スタンダードを含め、ハードバップのイディオムが中心となっており、それ以降のポストバップ的色彩も帯びながら、方向性としてはまさに生前のRonnieが目指していた音楽と同じ方向性を持つものといってよいでしょう。

アルバムとして聴いても大変充実した内容です。

こんなアルバムを持っていると、ちょっと嬉しくなります。興味のある方は、廃盤になる前に手をうっておいたほうが・・・





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Last updated  2011.06.05 23:59:09
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