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2008年01月20日
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カテゴリ:環境・自然
 国内の動物園でチンパンジーの少子・高齢化が急速に進んでいることが、京都大霊長類研究所と東京大農学生命科学研究科の調査でわかった。

 現状維持に必要な年間12頭の誕生に対し、過去5年間の平均は4・4頭。このままでは2030年ごろには国内から絶滅する可能性も出てきている。

 霊長類研の落合知美・教務補佐員らが、日本動物園水族館協会に加盟する91施設の登録情報をもとに出生地や年齢、性別、親子関係などを分析した。

 06年末現在、飼育されているのは55施設の計348頭。年齢別では20歳以上が181頭で、人間なら壮年期にあたる28歳の24頭が最も多かった。一方、20歳未満は、10~19歳108頭、0~9歳59頭で、若くなるほど減少していた。28歳は1980年、研究目的以外の国際取引を原則禁止するワシントン条約の批准間際に「駆け込み輸入」された世代だ。

 チンパンジーは幼少時に群れの中で「性教育」や「子育て」を学ぶ必要があるとされる。20歳以上の多くは、1~2歳で野生の群れから引き離されたため、成長しても交尾行動ができなかったり、育児を放棄したりしているとみられる。

 また、20歳未満の大半は国内生まれの2、3世。約半数が多摩動物公園(東京都日野市)で98年に41歳で死亡したボス「ジョー」の子孫で、近親交配を避けるため、隔離飼育や避妊手術、避妊薬の投与などが行われ、少子化を加速させている。アフリカの居住地域で区別される三つの亜種が一緒に飼われ、多数の雑種が生まれているのも問題視され、複数の亜種、雑種がいる施設では、同じように避妊などの処置が行われているという。

 大型霊長類に詳しい山極寿一・京都大理学研究科教授(人類進化学)は「全国的視野で長期計画を立て、適切に維持できる群れを作って飼育環境を整えなければ、国内のチンパンジーは遠からず姿を消してしまう」と警鐘を鳴らしている。(参考=1月20日 読売新聞)





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最終更新日  2008年01月20日 23時51分33秒
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