気候変動への取り組み姿勢を表明するため、午後8時半から1時間一斉消灯する毎年恒例の「アース・アワー」が28日、世界83カ国で行われた。
米東海岸ではワシントン市内の連邦議会議事堂や、ニューヨーク市内のエンパイア・ステートビルおよびセントラルパークなどが、消灯で暗闇に包まれた。ロンドンの目印になっている国会議事堂の時計塔(ビッグ・ベン)も、照明が消された。
アース・アワー発祥の地であるオーストラリアのシドニー市内では、海岸沿いのオペラハウス消灯を大勢の見物人が見守った。アジアではフィリピン国内の650自治体が参加。中国では昨年の北京五輪会場となった国家体育場(鳥の巣)や国家水泳センター(ウォーターキューブ)のほか、20都市の明かりが消えた。
このほか、エジプトのピラミッド、バチカン、ナイアガラ滝、エッフェル塔、アテネのアクロポリス、ラスベガスのカジノ街といった著名建造物や観光地で消灯が行われた。
アース・アワーは今年で3回目で、世界自然保護基金(WWF)が支援している。WWF関係者はCNNに対し、今年の参加者は全世界で1億人との見通しを示した。 (3月29日 CNN.co.jp)
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最終更新日
2009年03月30日 00時44分16秒
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