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2009年10月27日
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カテゴリ:エネルギー
 石油元売り大手の新日本石油は26日、グループ傘下の新日本石油精製・根岸製油所(横浜市磯子区)で進めていたバイオガソリンの原料となる「ETBE」の製造装置が完成したと発表した。11月から本格生産する。輸入原料をガソリンに混合し、バイオガソリンの製造・販売を行ってきた石油各社だが、規格外の小麦やテンサイから作った国産バイオエタノールで「ETBE」を生産するのは初めてとなる。

 「国産化を進めることで、バイオエタノールの安定的な調達につながる」。欧米に比べバイオガソリンの原料の輸入依存度が97%と突出し、国産化が課題の日本だけに、新日本石油精製の大野博社長は同日の完成式で国産化の意義を強調した。

 ◆加速する設備投資

 地球温暖化対策の一環として石油業界は2010年度に、輸入と国産をあわせてETBEを80万キロリットル導入する自主目標を掲げている。完成した製造装置で新日石は09年度中に2万4000キロリットル、10年度に9万6000キロリットルを生産する計画。この生産量は、新日石が年間に販売するガソリンに混ぜる約20%に相当するという。10年度には、このプラントからの生産分と輸入ETBEをあわせて業界目標の約4分の1弱に相当する20万キロリットルのETBEを導入したい考えだ。

 新日石の製造装置は、現在では使われていないガソリン添加剤の製造装置を改修したもので、設備投資額は数十億円。コスモ石油も堺製油所(大阪府堺市)に同様の施設を保有している。これを「ETBE」向けに改修することを検討しており、生産設備の国産化の動きが加速する可能性もある。 

 各社がバイオエタノールの研究開発や生産体制を急ぐ背景には、政府がバイオガソリンを地球温暖化対策の切り札に位置づけていることが大きい。ガソリンと同様に燃やせば二酸化炭素(CO2)を排出するものの、植物が生育過程で吸収したCO2が換算され、新たな排出量はゼロとみなされるためだ。

 ◆コスト高が課題

 生産体制強化に先駆け、新日石は10月からバイオガソリンの販売体制をてこ入れしており、関東圏の約1000カ所の系列給油所で順次、販売を開始する。出光興産、コスモ石油、昭和シェル石油も販売網拡大の検討を進めている。

 ただ、今のところ、2011年度以降の石油業界のバイオガソリンの導入目標は白紙の状態だ。石油消費の減少に歯止めがかからない中、原価がガソリンに比べ割高なバイオガソリン事業の拡大は業績の足を引っ張りかねない。石油連盟は「(国産が割高の)原料のエタノールを安定調達できるのかという課題もある。コストアップ分を請求できるシステムを作らないと難しい」(天坊昭彦会長)と政府の支援策を求めており、バイオガソリンの本格普及には課題も残されている。(10月27日 フジサンケイ ビジネスアイ)






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最終更新日  2009年10月27日 23時23分44秒
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