618817 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

環境・平和・山・世相 コジローのあれこれ風信帖

環境・平和・山・世相 コジローのあれこれ風信帖

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

コジネンコ

コジネンコ

フリーページ

カレンダー

お気に入りブログ

シロヤシオの瓢ヶ岳… kiki2406さん

マスメディアとネッ… shchan_3さん

ぼたんの花 ぼたんの花さん
福山医療生協九条の会 や~っぴょんさん
ゆうこと5にゃんの… ゆうこ8838さん
2012年10月03日
XML
テーマ:ニュース(99655)
カテゴリ:社会

 ということで、また回り道をしてしまったが、先に紹介したサイトから、エクセルデータの「水産物の放射性物質調査(一覧表)」を本日(10月2日)時点の最新更新日9月28日からチェックしてみる。エクセルデータの魚種等の欄の右肩をクリックすると、調べたい魚が絞れるので、クロマグロとクロマグロ(メジマグロ)を選択するとクロマグロ9件メジマグロ2件の計11件がヒットする。ちなみにメジマグロはヨコワの関東名だ。

 だが、これではデータ数が少なすぎるので、クロマグロの仲間まで対象を広げ、メバチ、ビンチョウ、キハダ、マカジキまで含めて検索すると266件がヒットする。この266検体から検出された放射性物質の状況は191点(71.8%)が検出限界未満(ND)、セシウム(以下「Cs」)を検出した検体中、最大値はクロマグロに限れば1kgあたり3.4ベクレル(以下「Bq/kg」)、全体では5.5Bq/kg(マカジキ)が最大だった。

 ついでながら、水産物で100Bq/kgの基準値オーバーが出ているのは、出荷が規制されている福島県沖産を除けば主としてイワナやヤマメなど内水面の魚とアイナメやカレイなどの底生魚類に限られている。時間がおありなら、ぜひ、この膨大なデータをざっと眺めて、現況がどんな感じが掴んでもらえたらと思う。

 ただ、先のデータを計測した機器の精度にはバラツキがあり、同じNDであっても今回の測定器では検出限界値が最大のもので20Bq/kgとなっている。マカジキの5.5Bqはたまたま精度の高い測定器だから検出されただけで、もし検出限界20Bqの測定器であれば「検出限界未満」と報告されていただろう。つまり、このNDデータの中には、最大で20Bq/kg近い検体が隠れていた可能性を排除できない。

 ということで、実際に測定された最大値の4倍近いが、より安全を見込んで、我々が食したヨコワは宝くじに当たるような「不運さ」でたまたま20Bq/kgであったとし、放射性物質の同位対比は、この調査結果を見たところCs-137とCs-134がざっくり3対2程度であったことから、20Bqのうち前者が12Bq、後者が8Bqを占めたと仮定することにする。          

 次いで、そのヨコワをどれだけ食べたか。もちろん正確に計ったわけではないが、大皿にタマネギなどとともに盛られたヨコワはざっと目測100g程度、それを4人で分け合ったから、まあ一人あたり30gを食べたとしよう。そこで、20Bq/kgのヨコワ30g(=0.03kg)を食べた場合に、これに含まれていた放射性物質が人体に与える影響、つまり預託実効線量を計算してみる。

 ここで念のためまた少し寄り道だが、預託実効線量とはある放射性物質を体内に取り込み内部被曝する場合、取り込んだ瞬間からの被曝線量を成人なら50年、子供なら70年にわたる積算値で表現した数値だ。だから、内部被曝は外部被曝と異なり体内で放射線を出し続けるから、同じ線量でもより危険だという批判は、預託実効線量の考え方や計算方法を理解していないか、そうでなければ言いがかりに過ぎない。

 ちなみにCs-137が半分に減る物理的半減期は約30年で、半減期が10回繰り返されると計算上、元の放射性物質の量は2の10乗分の1つまり1024分の1となり、まあ、ほぼ消えたとみなしてよいレベルになる。環境中の原発事故起源のCs-137がほぼゼロとなり、原状が回復できたと評価できるようになるまでには、30年×10倍=300年もの時間がかかるわけだ。

 だが、体内に取り込んだ場合は代謝や排泄で体外に出されるため、成人で約70日、子供は約20日で半減する。これを生物的半減期というが、先の計算を当てはめれば、Cs-137なら成人で70日×10半減期=700日、子供なら同じく200日でほぼ体内から消える勘定になる。福島原発事故直後に取り込んだCsは大人では間もなく消滅するし、子どもはすでに残存していないはずで、今後、追加しての摂取を注意深く避けることができれば、内部被曝は確実に抑えられる可能性がある。

 この減衰の速度からすると預託実効線量が想定する年数は長すぎるように思われる。しかし一方、ストロンチウム90やプルトニウム239の生物的半減期はいずれも50年で、預託実効線量が想定する成人の年数が経過してもなお半分はまだ体内に残り、放射線を発し続ける。ありていに言えば、これらの放射線核種を摂取すればもう死ぬまで縁は切れない。我々がこれからも戦い続ける主敵がCsであるのは、ストロンチウムやプルトニウムにも深刻に汚染されたチェルノブイリと比べれば遙かに戦いやすいと言っていいだろう。

 

                                    →3に続く

 

Z.gif ←ランキングに参加してます。ワンクリックご協力を。

 






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012年10月04日 07時52分28秒
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.