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江戸こぼれ話 笑左衛門残日録

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老体の歌 朽木一空と五林寺隆さん

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2023年03月12日
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​​   ​ぶらり甲州道 府中宿暗闇祭り   4  ​​


  甲州道を西に足を進めると、湯島天神、亀戸天神とならぶ関東三天神のひとつ谷保天神(谷保天満宮)が左手に見えてきた。
 この神社も菅原道真を祀ってある。
 「あっしとは関わりのねえことでござんして、」
 谷保天神を彦素通りすると、間もなく府中宿だった。
 府中宿は旅籠の数も30軒をこえ、本陣 脇本陣も備えていて、
 甲州道脇には 旅籠や、一膳飯屋、茶屋、菓子屋、髪結い、湯屋、荒物屋などの商家が軒を並べていて、急に人通りが多くなってきた。
 府中宿には甲州道に面して馬場大門の欅並木があり、大鳥居の参道の奥に
 屋根は流造、本朱塗りの相殿造りの堂々とした大國魂神社が鎮座しているのである。
参道には出店も出ていて参拝者で賑わい人だかりもできていた。
大國魂神社は武蔵国の総社であり、徳川家康様にも崇敬され、
 家康が江戸へ入城してからは殊に崇敬の誠をつくし、社領五百石を寄進されたほどである。
 「この荘厳な佇まいの神社にはな、彦五郎の喜びそうな「くらやみ祭り」まつりという 奇祭があるのじゃよ、
  神輿、大太鼓、山車、万灯、などが出てそりゃあ賑やかな祭りなのだがな、
 暗闇祭りという名の通り夜に神事が行なわれていたのだよ。
 夜の祭りとなれば、遠くからも若い男と女が見物に集まり、
 男と女の出会いの場になり、お祭りの場では男女の無礼講があったのだよ。
  淫靡な夜が噂になり 日野や調布矢野口、江戸からも助べえな男たち、
いや、女たちが忍んでやってくるそうなのだよ、、」
 「へえ、そりゃあ、聞き捨てなりませんな、諸国男女の淫らな吹き溜まり、
 五月の祭りにはあっしも駆けつけなきゃね、」
 遊び人、彦五郎の目が輝きだした。
 福右衛門と彦五郎は府中宿のうどん屋で酒と一緒に腹ごしらえをした。
 甲州道府中の高札場の前には旅人が足を止めていた。
 「さてと、多摩川を渡るぞ、雨が降ると、割増料金を取られるそうだ、
 おまけに川止めにされちまうと大変だ、今日中に渡ろうか、、」
 「日野の渡し場」もあるが、「万願寺の渡し場」を使うことにしよう。
 万願寺の渡し場はあの土方歳三が使っていたというからぜひとも
 その渡し船に乗ってみたいのだ」
 甲州道の日野の渡しは人も馬も30文、増水時には割増にされる。
 江戸と同じ武士と僧侶はただ乗りだ。
 日野宿が日野の渡しの差配を行っていて渡船料も日野宿の懐に入る。
  近藤勇や土方歳三は身分は百姓なのだから 渡船料の30文払っていたのかな?、、
 朽木一空、
 





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最終更新日  2023年03月12日 10時30分08秒
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