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カテゴリ:江戸川柳、俳句、狂歌、端唄、
江戸の端唄、~春雨~ 写真はめじろでござい〼 隠宅の老梅の枝から鶯の囀りが聞こえてきた。 春告げ鳥なのに、まだ、囀りを一生懸命勉強中なのか、 ちょっと音痴、訛りもあるようだ。 ホーホケキョ!と綺麗には鳴けていない。 まあそれも愛嬌じゃ、 鶯の鳴き声には癒されるのじゃ、腰を上げて外に出たくなるのじゃ、 春が来たのじゃ、~お筆、でかけるぞぉ~ 春雨に しっぽり濡るる鶯の 羽風に匂う 梅が香や 花に戯れ しおらしや 小鳥でさえも 一と筋に 寝ぐら定めぬ 気は一つ わたしゃ鶯 主は梅 やがて身まま気ままになるならば サァ 鶯宿梅じゃないかいな サァーサ なんでもよいわいな 江戸の端唄、「春雨」でございます。意訳すると、 春雨に濡れた鶯の羽風で、漂う梅の香 梅の花に戯れる小鳥でさえ、 ねぐらは決めて梅の木に暮らすもの わたしは鶯で あんたは梅なのよ いつかわたしが自由の身なったなら そしたら鶯宿梅になれるかしら、 ああ、どうだってよくなってきたわ、、 女と男、粋といなせな江戸の端唄でございます、、 柳原土手下の隠宅が某(それがし)とお筆の鶯宿梅であるぞ。 笑左衛門
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最終更新日
2023年03月20日 10時30分08秒
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