『上州の海』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　桐生・江戸っ子寿司店主のブログ

只今、リアルタイムでザックジャパンの

アジアカップ決勝戦をテレビ観戦中。

多くの日本人が世界の舞台で活躍する若い力に

期待していることでしょう。


そんな世界は今空前の寿司ブームだそうで、

先日、全国鮨商生活衛生同業組合連合会が

シンガポールで日本以外では初の

国際寿司検定を実施しました。

参加者は３２人、四時間半の講習のあとは筆記試験。

合格者は１０人で全て海外で

寿司を握っている日本人だったそうです。

今、日本国内の寿司アカデミーには

世界各国からシェフや料理人が自国で開業する為に

正しい技術と実践を学びに来ているのも

こう言ったブームの影響もあるんでしょう。


今回の連合会の視察で分かったことの一つに多くの諸外国では

素手で握らずにビニール手袋をして握るため、

衛生的である反面、その意識からマメな手洗いをしないで握って

前のネタの味や臭いが後の握りに移るなどの

弊害が生まれているようです。


前にも書いたことがありますが西洋料理や中華料理は

スパイスや調味料で味を加えて行く作業、

それに対して日本料理は引く作業、

素材本来の味を生かして余計なものを引く。

この辺を理解しないと外国の人には

寿司の正しい技術は理解できません。

日本の食文化が正しく理解された上で

ご当地風土の寿司が生まれることに期待したいですね。


さぁ後半、ザックジャパンのイレブンは得点を加える作業で

アジアNO１を掴み取ってほしいですね。

残り時間、私も集中して応援ですヾ(▽⌒*)oｲｹｰ(＿＿)ノ彡ｵｼｲ_☆!!








画像は部屋の暖房で慌てて開花した白梅。










（群馬　桐生・江戸っ子寿司）