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カテゴリ:お勧めBOOK
コーデックス2006.03/単行本454p
◇内容◇ 休暇中に公爵家の蔵書を整理することになった銀行員のエドワード。そこには発見されればものすごい価値を持つという、14世紀に書かれた幻の古写本があるという。いったいそれはどんな書物なのか?本当にここにあるのか?そしてなぜ公爵夫人はそれを捜しているのか?エドワードは中世学専攻の女子学生マーガレットの力を借りて、すべての謎解きに挑む。 ******************************** あらすじも全く知らずに、読んでみました。 結構評価が高かったので「何も読むのもないし読んでみるか」という感じ。。。。 エリートのエドワードは25歳。 銀行員で出世して、ロンドンに栄転になるまで2週間時間が出来た。この期間中に、古写本探しを顧客から依頼される。エリートの自分がなぜこんなことを府に落ちないのだが、神秘的な古書の部屋に魅入られてしまう。古書探しをする傍ら、友人自作のゲームソフトに熱中。半ば強制的にやり始めるのだが現実の世界がなぜかゲームの中に。。。古書探しに因果を感じ、執拗に探し始める。 古写本と最新のテクノロジーであるゲームが、対照的で面白い。古書探し始めたエドワードは、不思議な世界に今まで自分が築き上げてきた現実がばからしくなってくるのだ。 読者もエドワードと一緒に、かび臭く、痛いような静けさ、舞うほこり。などを感じながら読み進めていく。そのため、一気に引き込まれる。 女性アシスタントを見つけ2人で探求するさまは、まさに「ダ・ヴィンチ・コード」。 ただね、若干25歳で銀行員エリートに登りつめれるものなのか? 設定年齢が気になったのと。。 結末も、好き嫌いがわかれるかなあ~。不二子とルパンを思い出しました。。。 それでも、読み応えは充分です ******************************** おすすめ★★★★★ 古写本は見つかるのか。そして、見つかったらどうなるのか? 半ば世捨て人となったエドワードは現場(現実)復帰できるのか? 古書の空間と、ヴァーチャルなゲームの世界。 どちらにも漂えます。。必読! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月14日 17時37分43秒
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