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テーマ:将棋について(1309)
カテゴリ:将棋
1995年に発売されたスーパーファミコン版柿木将棋でプレーヤーが先手、コンピューターが後手とすると遭遇する可能性があるのが2手目に△3二銀としてくる戦法である。ただ初手から指した時になかなか△3二銀戦法を指してもらえないため、2手目までは入力し3手目からの挑戦となる。
先手:私 後手:SFC柿木L1 ▲7六歩 △3二銀 ▲6六角 この3手目の▲6六角は第62回でAI将棋2DELUXE (Windows版)のヒント機能で3つの候補手のうちの一つである。この手に対しどう対応してくるのだろうか。 △3一角 ▲5八飛 後手は△3一角と引き角とし、先手は▲5八飛と中飛車に構える。5手目にしてもう未知の局面に入ることとなる。 以下 △5四歩 ▲5六歩 △5二金右 ▲6八銀 △6二銀 ▲5七銀 △8四歩 ▲7八金 △1四歩 ▲1六歩 △4二玉 ▲4六銀 △1三角 ▲1五歩 △同 歩 ▲同 香 (第1図) 第1図(▲1五同香まで) △2二角 第1図で柿木将棋レベル1は△2二角としたが本譜のように▲1二歩とされて一気に端を破られてしまった。激指13によるとここでの最善は角を切る△3六角とか。実戦ではなかなか指せる手ではない。 ▲1二歩 △1四歩 ▲同 香 △1二香 ▲同香成 △3一角 ▲2一成香 △同 銀 ▲5五歩 △同 歩 ▲同 銀 △1三角 ▲4六銀 △3二銀 ▲1四歩 △2四角 ▲3六桂 △1五角 ▲1三歩成 △3四香 ▲1四と △3六香 ▲1五と △3七香成 ▲同 銀 △7四歩 ▲3四歩 △4四歩 ▲同 角 △5三歩 ▲3六香 △3四歩 ▲1一角成 △5一玉 (第2図) 第2図(△5一玉まで) ▲3四香 第2図では、私は▲3四香としたが、ここでは▲5五角打が最善だったようで、以下△9二飛と逃げると▲3三角成 △3一玉 ▲2二銀(参考1図) 参考1図(▲2二銀まで) 参考1図以下は△4二玉 ▲3三角成 △同銀 ▲同馬 △3一玉 ▲2二銀までで詰みとなる。 本譜に戻り▲3四香以下 △3三歩 ▲同香成 △6一玉 ▲3二成香 △同 金 ▲3三歩 △3一金 ▲3二銀 △4二金上 ▲3一銀不成△4一金 ▲2二馬 △3六歩 ▲同 銀 △3一金 ▲同 馬 △3四香 ▲3五香 △同 香 ▲同 銀 △4二銀 ▲3二馬 △4三金 ▲4四香 △3一歩 ▲4三香成 △3二歩 ▲4二成香 △7二玉 ▲5二成香 △8三玉 ▲6一角 △9二玉 ▲6二成香 △5四香 ▲5七歩 △同香成 ▲同 飛 △9五角 ▲8六香 △8五歩 ▲7二成香 △8四飛 ▲8二金 まで101手で先手の私の勝ち 今回は初手からではないためこれも勝敗なしとなる。結局AI将棋2DXのヒント機能で出てきた手というのは対柿木将棋△3二銀戦法用の手筋なのかもしれない。つまりネット将棋でこれをやられて▲6六角が必ずしも通用するというわけではなさそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.07.07 16:00:20
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