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テーマ:将棋について(1304)
カテゴリ:将棋
1995年に発売されたスーパーファミコン将棋ソフト、高速思考 将棋皇は当時発売された多くの将棋ソフト同様、長考が少なく対局がサクサク進むのを売りにしていたソフトの一つである。棋力は将棋ウォーズ4級の私といい勝負で、級位者並みである。いろいろあるモードの中で練習モードを選ぶ、これはいわばフリー対局で対局条件を自由に設定できる。今回の対戦は4人のキャラクターの中で一番強いであろう、福田千春、小学生の女の子で将棋は強いという設定である。私が先手、持ち時間は双方無制限とした。 先手:私 後手:将棋皇・福田 ▲2六歩 △8四歩 ▲2五歩 △8五歩 ▲2四歩 △同 歩 ▲7六歩 △8四飛 ▲6六角 △6四飛 (第1図) 第1図までは相掛かりの出だしから、5手目に▲7八金とせず、▲2四歩を早突きする形 △同歩に▲同飛としないところが先手の工夫で同飛に代えて▲7六歩とする、この手に対し、△8四飛と浮くのが90年代の将棋ソフトによく現れる形。▲6六角より飛車の逃げ場が、△3四飛、△5四飛、△6四飛、△7四飛、△9四飛のいずれかとなる。将棋皇が選んだのは△6四飛、後手から飛角交換し、6七の地点にキズをつける変化があり、先手はそれに備えないといけない。 第1図(△6四飛まで) 第1図より ▲7八銀 ここでは▲7八金も有力だった。以下、徐々に先手のペースとなる。 △3二金 ▲5八金右 △4一玉 ▲7七銀 △9四歩 ▲9六歩 △4二銀 ▲3八銀 △5二玉 ▲1六歩 △7二銀 ▲3六歩 △3一銀 ▲3七銀 △4二銀 ▲4六銀 △3一銀 ▲3七桂 △4二銀 ▲5五銀 △7四飛 ▲5六歩 △3一銀 ▲5七金 △4二銀 ▲8八飛 △5四歩 ▲4六銀 △6四飛 ▲8六歩 △同 歩 ▲同 銀 △6五飛 ▲7五銀 (第2図) 第2図(▲7五銀まで) 第2図より △8三歩 第2図より後手は△8三歩と受けたが、ここでは△7四歩とする手が有力で、▲同銀とすると△6四飛と逃げられてしまう。この形は第2図までの展開に見るように飛車が捕まりそうで捕まらず、無理にイジメると先手が形を乱されることもありうるので注意が必要なのだ。 △8三歩以下 ▲8四歩 △6六飛 ▲同 歩 △8四歩 ▲同 銀 △3九角 ▲8二歩 △9三桂 ▲9五歩 △同 歩 ▲同 香 △5七角成 ▲同 銀 △9二歩 ▲9四歩 △6七金 ▲6八銀 △同 金 ▲同 金 △7九銀 ▲9八飛 △6八銀不成▲同 玉 △8五桂 ▲9三歩成 △同 歩 ▲同香成 △同 香 ▲同銀成 △8七金 ▲9五飛 △8六金 ▲4五桂 △8八歩 ▲5三香 (第3図) 第3図(▲5三香まで) 第3図より △6二玉 第3図からは△6二玉に代え△同銀か△4一玉とすればまだ粘れた。 本譜に戻り△6二玉以下 ▲5二銀 △同 金 ▲同香成 △同 玉 ▲7一角 △6二銀 ▲8一歩成 △同 銀 ▲8二成銀 △7一銀 ▲同成銀 △7七桂成 ▲同 桂 △同 金 ▲同 玉 △5九角 ▲6八銀 △同角成 ▲同 玉 △7二銀打 ▲8一成銀 △同 銀 ▲6五桂 △8二銀打 ▲5三銀 △同 銀 ▲同桂右成 まで109手で先手の私の勝ち これで先手番では4人すべてに勝利することができた。次回以降は私が後手番で対戦してみることにする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.05.01 19:02:13
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