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2011.09.25
カテゴリ：ちょっとお出かけ
もう一ヶ月以上前のことになりますが
小川糸さんの「喋々喃々」を読んで 舞台となっている谷中を散策したときのお話を.......。  この本は前から読んでみようかな、と思っていたので 図書館で借りて読みました。 「喋々喃々」とは男女がむつまじく語り合うようす。 ちょっとせつない恋愛ストーリーの中に 下町谷中の四季折々の風物詩、 おいしい食べ物の描写が織り交ぜられていて 読んでいるうちに久しぶりに谷中に行って見たくなりました。 谷中は東京で私が好きな街の一つ。 昔、九州からこちらへ出て来た時に こんな所に住みたいなぁ....と思った街です。 谷中、千駄木あたりの下町の風情が好きです。  千駄木倶楽部 地下鉄の千駄木駅から地上に出て 横断歩道を渡ると目の前が千駄木倶楽部。 主人公の栞が地下鉄の階段を上って来た春一郎さんを 窓越しに見かけた喫茶店。 物語のシーンを想像するとわくわくします。  アップルパイ このお店でサンドイッチをいただき デザートにアップルパイを.....。 なかなかおいしかったです。 谷中に来ると必ず立ち寄る千代紙屋さんいせ辰で お土産用のハンカチとポチ袋を買って 向い側の通りへ渡ろうとすると 菊見煎餅の店先に浴衣のお嬢さんたち。 こんな風景が似合う街です。  谷中銀座を散策して 夕焼けだんだんを昇ります。  夕焼けだんだん そして前からちょっと興味があって 一度行って見たいと思っていた愛玉子（オーギョーチー）という 台湾のデザートが食べられるお店。 お店の名前も愛玉子です。  愛玉子 台湾の植物から作られているというこのデザート。 大きめに切った寒天に似ています。 黄色いのはレモンシロップらしいです。 食べてみるとほとんど味がありません。 はっきり言って特別おいしいものでもないですね。 台湾ではポピュラーなデザートらしいです。 お店を出ると雨が降ってました。 怪しい空模様でしたがやっぱり降られてしまいました～。 でもこの日、午前中は暑かったので 日傘をさしていた私。 急遽日傘が雨傘に.....。 晴雨兼用じゃないんだけどね。 この後、雨の谷中霊園へ......。 五重塔跡を見たかったので行ったのですが もう～雨がどしゃ降り状態で 雷まで鳴り出してしまいました。 少し雨宿りしてめげずに散策を続行です。 「喋々喃々」の中で栞が春一郎さんに食べさせた 五智果が売っている和菓子屋さん桃林堂や 栞の家のそばにあるというヒマラヤ杉、 みかどパンなどなどを見つけながら 根津の駅方面まで出ました。 大名時計博物館も久々に行ってみましたが 季節はずれで（年中開館ではないんですね。）閉まってました。 もう少しいろいろ回りたかったのですが 雨だし、暗くなってきたので 後は次回のお楽しみに、ということで 千駄木まで戻りました。 初めて谷中に行ったのはもう２０年以上も前のこと。 その頃に比べれば街並みも少し変わっています。 木造の建物が減って マンションやビルが増えています。 だんだんと近代化されていくのはしかたのないことですが 谷中の街が持つ下町の風情はいつまでも残っていてほしいです。 今回は雨のせいもあり 画像が少なくなってしまいました。 また次回ね。 次回は谷中銀座の鈴木精肉店のメンチカツも食べたいし 根津神社やへび道なんかも行ってみたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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