堀本恵美子（ほりもとえみこ）の写真日記

屛風の裏張りのあと、ベトナムの知人の家に行ったあと、私の実家へも行きました。

展覧会や作品制作で忙しくて、久し振りでした。

能面師の父（羽生光善）も母も大分弱ってきていますが、95歳と88歳まだまだ二人で自活しています。

父は外出は難しくなってきて、耳も遠くなってきていますが、どんどん悟りの世界に入っています。
「体のあちこちが効かなくなってくると、自分の生命が少しずつ、自然に帰るのが良く分かり、死ぬのは怖くない」と言っていました。

私の作品が掲載されている「佐久市立近代美術館」（開館30周年記念展所蔵名品選）のカタログに載っている他の作家達の作品を見て、鋭い感想･批評を言います。
その指摘は今の評論家以上に鋭く明快です。

父の発信して来た美術に関する鋭い感想や、日常に関する辛らつな指摘はいつか、文字に留めておきたいと思いながら、時が過ぎ去っていってしまいました。

口述筆記で、本をと思いながら月日は流れてしまいました。

それで、父と一緒に展覧会をしたときの「たましんぎゃらりー（東京）」(2008)の父の能面談義と「小田急百貨店（新宿）」(2011)の親子展のときのビデオを複製して知人に送ったりしているところです。

会場で能面を観ながら観客に説明をする「能面談義」は、何回ビデオを見ても含蓄の深いものです。

又いつか展覧会場で皆様にもお見せできる日を楽しみにしています。



























神社に奉納してある獅子口（ししぐち）






「佐久市立近代美術館」（開館30周年記念展所蔵名品選）のカタログ










堀本惠美子作品が　『開館30周年記念　所蔵名品選　「時代　平成　1989－2013」』　平成26年3月1日(土)－5月6日(火)　に　佐久市立近代美術館　(長野県･佐久市)　において展示されます。





2008年のたましんギャラリー（東京）での能面談義の様子

ブログにも書いていました。

http://plaza.rakuten.co.jp/emikohorimoto/diary/200810260000/

とても懐かしく思い出されます。



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ゾンタには『ゾンタローズ』と名づけられた黄色のバラがあります。

それを私が絵に描いたものを、東京３ゾンタクラブでは絵葉書で販売しています。(＠１００円）