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カテゴリ:塾物語
塾屋稼業1年目を終え、僕には充実感・満足感、この類の気持ちしか湧き上がってこなかった。そして、もうひとつ・・・勝った。今思えば、恥ずかしいのを通り越してアホとしか言えない感情だが、回りの講師達とも、この手の話で盛り上がる日々が続いた。 そして僕にとって運命の日がやってきたのだった 世の中にブログなるものが存在するのは知っていました。ある日、何の気なしに「塾長・ブログ」とかなんとかで検索。この次点ではまだ、世の中で塾という業界は最低だと思っておりました。 しかし、数多くのブログの中で、僕が一番最初に見たブログ・・・みなさんも間違いなくみた事のあるブログです・・・これが僕の人生を変える事になったのです。 とにかく、書いてある内容が無茶苦茶で、今まで僕が見聞きしてきた塾とは全く違うもの。色んな感想が僕の中で駆け巡りました「な、なんだ、こいつ」「すげぇ~ぞ、こりゃ」「俺が想い描く塾・・・やっとみつけた」「年下じゃん・・・」 もう貪るように最初からブログを読み倒しました。心臓がバクバク鳴っていくのがわかりました。最初は自分と同じ志だと嬉しくなりながら読み、次第に僕とは腹のくくり方が全く違う事に気づいたのです。自分の顔色が青くなるのを、あんなにハッキリ自覚したのは生まれて初めてでした。 「俺、1年間何やってきたんだろう・・・話しになんねぇじゃん。なにが勝っただよ・・・ばかじゃねぇの。ちきしょう、悔しいな。だめだ、このまんまじゃ絶対だめだ。限界まで戦ったか?余力あんじゃねぇの?隣りにこんな塾が出来たらどうすんだよ!ごめんなさいって白旗か?かっこわりぃ~な。もう1回やり直しだ。全部やり直し。この塾に勝てる塾作んなきゃダメだ。」 こんな台詞が言葉を変え語調を変え、自分自身に突き刺さってくる そして、ブログを全部読み終えた時、僕の中で新しい感情が湧きあがってきた 「ふ~、間に合って良かった」 調子ノリの僕が、もしこのブログに出会えなかったら、間違いなくどこかの時点で投げ出しケツまくっていただろう。自分の中で、この仕事を生涯かけてやるんだという気概がなければ、全国の猛者とどうやって戦っていくというのだ。大丈夫、自分でヤバイと気づいたんだ、間に合ったんだ。 自分自身に色んな事を言い聞かせる夜となった・・・
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Last updated
2007.04.20 17:37:45
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