豊饒の月をみながら　　　　　　　　　　　　　　　　　　～やるなら今なんじゃないの？・・・俺！～

　　　　今年うちの塾に入った講師にとって

　　　　生徒の合格報告は初めての経験

　　　　おととい、私立単願の子が合格を勝ち取った

　　　　勉強が全然出来なかった子

　　　　うちでは週３回　英・数・理を受講

　　　　それぞれの科目を学生講師が担当

　　　　キャラの違う３人が、とにかくこいつを可愛がった

　　　　夏過ぎだったか

　　　　お母さんが塾にやって来た

　　　　「先生、あの子が大学に行きたいって言いだした」

　　　　大好きな講師達が色んな話をしてくれ

　　　　何か変化があったのだろう

　　　　今回の入試、受かるかどうかギリギリだった

　　　　ずっと、塾に来て勉強やりまくった

　　　　蓋を開けたら、大学進学コースに受かってしまった

　　　　しまったってこたぁないな（苦笑）

　　　　その日に授業のない担当講師に報告の電話をさせた

　　　　吉報を聞いた、講師の叫び声が聞こえた

　　　　「マジかよぉーーーーー！おめでとう、ありがとう！」

　　　　「何で先生がお礼言うんですか、ありがとうございます」

　　　　こいつは、勉強は得意じゃなかったけど

　　　　すごく優しい奴だ

　　　　電話の向こうの理科担当講師には

　　　　「理科が出来たから、上のコースに行けました」

　　　　その後、教室で報告した英語の担当には

　　　　「先生、僕、英語がとれたんだ」

　　　　おそらく、数学担当には・・・・・（笑）

　　　　こんな気を使える子、いいなぁって僕は思う

　　　　お母さんが、塾へ来て

　　　　「高校生になってもお願いします」

　　　　「科目は先生に任せます、言われた金額分、働くから私（笑）」

　　　　もう　しびれっぱなしだ

　　　　今年はいつも以上に魂が震える

        今日、理科の担当講師が僕に言った

　　　　「マジでやばいですよ、この仕事（笑）」

　　　　「あいつを、担当させてもらってありがとうございました」

　　　　顔面紅潮させて言うんじゃねえよ

　　　　ま～た、しびれちゃったじゃんよぉ（苦笑）