カテゴリ:セミナー道
すごい話を聴いてしまいました。
台風上陸直前の予報ゆえ、本当は出張先の京都行き新幹線に 一刻もはやく乗りたかったのですが .....その場に居合わせて良かった!感謝です! これも何かの思し召しでしょう。 昨年、電通の濱田 逸郎さんのご紹介で、 時事通信社編集委員の湯川 鶴章さんにお会いして以来.... そして、ネットは新聞を殺すのか?というご著書を拝読して以来.... IT業界の否メディア業界の将来を予見するビジョナリーとして 湯川さんを一方的に尊敬している私です。 ネットは新聞を殺すのか?ブログやメルマガをまだお読みでない方は、 ぜひRSSリーダーかメルマガへの登録をお薦めします。 ネットは新聞を殺すのかblog ネットは新聞を殺すのかmail さて、その湯川さんが、7/26の東京財団虎ノ門dojoに登場されました。 私も、最前列で聴かせていただきましたが、 小気味良い....そして笑うに笑えぬ恐ろしい予言の数々。 その場に居合わせた方は、その予言が当たるか否か、 10年後がきっと楽しみになったでしょう。 もっとも、メディア関係者の方がいらっしゃったら 暗澹たる気持ちでその場を後にされたかもしれません。 なぜなら、インターネットを活用した新規参入企業群が、 まず、金融業界において(例えばネット証券) 続いて、通信業界において(例えばIP電話) 既存事業者のしくみと利権を破壊しつつありますが、 その次は間違いなくメディア業界だと 湯川さんは指摘するのです。 例えば、それは、湯川さんも親しいヤフー創業者たちが ハリウッドのやり手を経営者に据えたり、 グーグルが無料メールやニュースを始めたのを見れば、 わかる人にはわかるわけです。 しかし、意外にも湯川さんが講演をされると、 IT業界の経営者に話した場合は「当たり前」扱い、 メディア業界の経営者に話した場合は「ありえない話」扱い 興味深いというべきか、恐ろしいというべきか。 また、現在の延長線上で未来予測をするのではなく、 究極のあるべき姿から未来予測をするのが湯川さん流。 ....と言っても難しいことではなく、 多くの人が何を最終的に望むかに、その答えがあるとのこと。 例えば、テレビを例にメディアの未来を占うなら、 好きな番組を、好きな時間に=オンデマンド 好きなところで見たり=モバイル 時にはそこに参加したり=参加型 ....ということが想定されると予言。 それは、既にHDDレコーダーをお持ちの方なら、 実践し実感しているはずだとも指摘しています。 確かに、ひとたびHDDレコーダーを使おうものなら、 テレビを放映時間に見ることはほとんどなくなり、 好きな番組だけ録画しておいたり、 例えば「お笑い」といったキーワード検索で、 適当にまとめ取りしておいて、好きなものだけ見る という風になるのです。 そういえば、わが家でも、 好きなものだけHDDに貯め録り、 今や激安になったDVD-Rに焼いて、 エスティマハイブリッドの天井モニターで ドライブ途中に見ることが増えました。 あともうひとつの参加型....とありますが、 テレビに無理やり参加するより、 ブログやメールの方が面白いかも.... 結局、HDDレコーダーとインターネットのおかげで テレビを見なくなっていることに気づきました。 さらに問題なのは、こうしたHDDレコーダー主導の ライフスタイルでは、CMを見なくなること。 もはや、検索エンジンやコンテンツ連動型広告に 代表されるように自分が望む情報だけ、 しかもじゃまにならない形で 手に入れたいと思うようになったのです。 もちろん広告のみならず、 ユーザーの甘口辛口評価つきで!! それから、セミナーのメイントピックのひとつとして 知る人ぞ知るメディア業界の未来予測「EPIC2014」 について紹介されていました。 「EPIC2014」がどんなものか知りたい人は、 ぜひ湯川さんのブログを読んでください。 ↑これがブログメディアの楽なところです わざわざ説明せずともリンクするだけ) 文中登場のグーグルゾンという社名はともかくとして、 まああってもおかしくないお話です。 しかし、一歩間違うと、1984のビッグブラザーか 火の鳥未来編のマザーですが... あれ、なんでファーザーとかダディとは 呼ばないのでしょうね? ▼ネットは新聞を殺すのかblogより「EPIC 2014」日本語訳 http://kusanone.exblog.jp/1667111/ ▼楽天ブックスで購入 ネットは新聞を殺すのか ↑ちなみに、このモノスゴイ書名は、 湯川さんのアイディアではなく、 NTT出版の山下さんのアイディアだそうです。 よく新聞社の方からいじめにあうそうですが、 どうか誤解なきよう ↑ちなみに、山下さんは偶然にも 拙著、メール道の編集者でもあります。 よかった....「メールは○○を殺すのか」 みたいな書名にならなくて 久米 信行@縁尋奇妙 http://kume.jp/ http://t-galaxy.com/news/ http://jentle.co.jp/ http://t-galaxy.com/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.07.28 00:31:43
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