カテゴリ:音楽/その他
続き。 山田五郎→山 森田美由紀→森 岩本晃市郎→岩 森 さて今回の今日は一日プログレ三昧・再び。各界の著名人の方からプログレッシヴ・ロックへの思いを語っていただくラジオエッセー的なコーナーも企画しております。題して「私とプログレ」。 山 またストレートな題にしましたね、ストレートに。 森 ちょっと工夫がなかったかもしれませんが。まず最初にお話しいただくのはこの方です。 こんばんは、小林明子です。 私のプログレとの出会いなんですが、実は中学生の時に兄が隣の部屋でELPとかピンク・フロイドを聴いておりまして、隣の部屋から壁を通して聴こえてくる、なんかこう、凄まじく、今まで聴いたことのないようなドラマチックな音楽にびっくりしまして、凄く心を惹かれて聴くようになったのがきっかけでした。 特に大好きだったのはイエスなんですけれども、「海洋地形学の物語」というアルバムがリアルタイムで発売されまして、この内容がもの凄く難解でインド哲学だったんですよね。私は音楽的にだけではなくて精神的にもこのアルバムにもの凄く影響を受けまして、大学に行った時に哲学科を選んだのも卒論のテーマにヒンズー教の神話を選んでしまったんですけども、それもすべてこのイエスと出会ってこのアルバムを聴いた結果だったんですね。 “恋に落ちて”のヒットの後に世間からはとっても不思議がられたんですけども、私、渡英しまして今現在イギリス在住です。ブリティッシュ・プログレッシヴ・ロックが大好きだったから、自分のルーツを求めて音楽的な、クリエイティブな地平線を広げたいという意味でこちらに来てしまったんですね。イギリスに着いてからアーティスト名を「ホリ(holi)」、これはヒンズー教の春祭りから名前を取ったんですけども、ホリという風に変えまして音楽活動を始めました。 アルバムを2枚作ったんですが、2枚目のアルバムを作った時にプログレ・レーベルの方と知り合いまして、この方もちろん私がファンだった人たちみんな知り合いだったんですけども、いっそ私の大好きなミュージシャンたちと一緒に作ったら?とか簡単に言われちゃいまして、なんとジェフ・ダウンズ、イエスの後期にキーボード・プレーヤーを務めた人でエイジアでも活躍した人なんですが、私大ファンだったんですね。なんとそのジェフ・ダウンズにプロデュースしてもらうことになり、もの凄くびっくり、もうこんなこと信じてもいいのかしら?という感じだったんですけれども、それだけではなくて私が中学、高校生の時にブロマイドというか写真を、雑誌の切り抜きを毎日持ち歩いていたアイドルだったイエスのギタリスト、スティーヴ・ハウにソロを弾いてもらうことになっちゃったんですね。 ちょうどイエスが長期ツアー中で外国にずっと行っていたので、音源を送って向こうでソロを録音してもらって送り返してもらうというやり方で作りましたが、送られてきたものをプレイバックした時に「ああスティーヴだ」と思って嬉しかったです。 今日番組をお聴きの皆さん、そしてもちろん番組ご出演の皆さん。皆さんプログレ・ファンだということで、仲間がたくさんいるということで大変嬉しいです。 今現在も日本で時々ライブをしていますが、ライブをする時は必ずホリの曲も何曲かやっておりますので、プログレ・ファンの大歓迎いたしますのでどうぞいらしてください。 それではこの番組はまだまだ続くそうで、長丁場だそうですが頑張ってくださ~い。 参考作品:イエス「海洋地形学の物語」 ![]() 森 「私とプログレ」。シンガー・ソングライターの小林明子さんでした。 山 いやー、小林さんってそういう方だったんですね。 岩 びっくりしましたね。 森 “恋に落ちて”のイメージが強いですけど、プログレにここまで。 山 まさかヒンズーネームがあったとは。 岩 驚きましたね。 山 「海洋地形学」からですよ。 岩 ジェフ・ダウンズ、スティーヴ・ハウですよ。もうど真ん中。 森 プログレに出会って人生も変わってしまったという。 山 いろんなところにね、プログレ・ファンは潜んでますからね。 岩 侮れませんね。 山 侮れないですよね。なんかね、感じるものがあるらしい。 岩 話しかけられたりするんですよね、急に。 山 急になんか、こそこそっと話しかけてくるんですよね。 森 なんかわかるんですね。 山 匂いが出ちゃうんらしいんですよね。 森 メッセージもいただいていますね。 山 いただいていますね。こちらラジオネーム、ウェッキーさん。熊本県の25歳の男性から。「今日は一日長丁場頑張ってください」。ということでね、「連休最終日、遊びの誘いを蹴って今日はインスタントラーメン片手にラジオで待機しています。自分自身ハード・ロック畑の人間なのでそこまで詳しくないので、今日の放送でまた新たな音楽との出会いがあることを楽しみにしております」。ありがたいですね。 岩 ありがとうございます。 山 蹴ってラジオの前で待機してくださっているということです。 森 ありがとうございます。埼玉県の女性、抹茶さん。「最近プログレを聴き出した新入りです。ツイッターでこの番組のことを知り、新入りこそ聴くべきだとラジオを付けました。自分が生まれるずっと前の曲たちなのに最高にかっこよく刺激的で瑞々しさを感じます」。20代の方ですね。「この番組を聴いて深みにどんどんはまってみようと思います」。一緒にはまってください。 岩&山 抜け出せなくなってください。 森 皆さんからのメッセージお待ちしています。 続く。
Last updated
2011/10/14 11:26:43 PM
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