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テーマ:ワイン大好き!(30238)
カテゴリ:オリジナルワイン造り
通常であれば9月末~10月初旬に収穫されるシャルドネ。
今年は異常気象のためにかなり収穫が遅れていました。 私達が日本帰国中に収穫されるのでは?と心配してたけど 運良くさらに収穫が遅れてたのでギリギリ間に合いました。 アメリカに戻った翌々日の10/25にブドウが収穫され 夜にCRUSHするとの連絡があり、仕事後に駆けつけました。 このブログでは、かなり素人目線で思うままに書いているので 間違えている部分や理解不足のところもあるかと思いますがお許しください。 着いてみるとまだ他のブドウのSortingとCrushをやってました。 Sortingは、赤ワインを作る時に行われる工程で、 ブドウをごそっとベルトコンベアーに流し 腐っているブドウなどを取り除きます。 その後ブドウの茎と粒に機械によって分けられていました。 Crushはその名の通りブドウを機械でつぶし、ジュースを絞ります。 どうやらシャルドネの収穫が遅れた結果、 通常ならうまく時期がずれて工程ができるのに 他の品種と時期がかぶってしまっているので いつも以上に機械も人も忙しい状況とのことでした。 ワイナリーではスタッフのほかに、日雇いと思われる メキシコ人労働者も二人が朝から夜中まで働いていました。 この時期のワインメーカーがこんなにも忙しいとは 予想以上で、自分たちのブドウのCrushを待つだけの 私たちは正直ちょっと邪魔って感じで、邪魔しないよう オロオロしながら1時間以上待ちました。 待たせてごめんねということで夕飯の仲間に入れてもらい タダ飯にありつけた上に、去年作られたシャルドネを 飲ませてもらえたので嬉しかった★ しかもちょっとワインメーカーの仲間入りできたみたいな感じで楽しかったです(笑)。 実際には何もしていないんですけどね・・・。 赤ワインの作業が終わってついに私たちのブドウがCrushされる番です。 その前に当然機械をきれいに洗わないといけないので それにもかなり時間がかかっていました。 メキシコ人労働者が体を張って機械を入念に洗っていました。 カベルネが混ざっては大変なので、頑張って!と心の中でエールを送りながら。 こちらが2006 Sleepy Hollow Vineyardsのブドウ。 1粒食べてみたけどすごく甘くてマスカットのような味。 これがワインになるのね~と思うとワクワクします。 そしてここでハプニング(?)。私はてっきり白ブドウも SortしてからCrushすると思ってたのに、 最初から全てをCrushするということをその場で知りました。 Crushの機械にブドウを流し込み、圧力をかけてジュースを絞ります。 なんかジュースは泥水みたい・・・。 さらには虫がいっぱい泳いでいるし、すごい光景でした。 ワイン造りってワイルドなのね~。まぁそりゃ虫もいるよね。 本当にこれでもか!というくらい絞りまくってました。 ジュースの味はとても濃厚で美味しい♪♪ 「この虫どうするの?」と聞いたところ、「沈殿するから大丈夫!」とのこと。 大きなタンクに移して2-3日不純物を沈殿させた後に 各樽に移して発酵を開始させます。 そんなまけで、私たちは1回のCrushを全部みて23時頃帰りました。 でもそのあともあと5回同じことを繰り返すって言ってたので 彼らは一晩中かかったのでは??と思います。 ワイン造りは体力勝負ですね。いろいろと勉強になります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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