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2005.05.29
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カテゴリ:生き方上手

「座右のゲーテ」斎藤孝著

を、鹿児島の学会に行っているときに読みました。

有名なゲーテですが、「ファウスト」と「若きウェルテルの悩み」以外に、ゲーテについて私が知っていることって、ほとんど無いことに気が付きました。「ゲーテ格言集」も高校生の頃読んだことがあります。当時の自分が感銘を受けた言葉に線が引いてあるのですが、少し前にそれを見直してみましたが、これはなかなか楽しい作業でした。

「座右のゲーテ」にも、さまざまな生きる知恵、叡智が拾い上げられています。ゲーテという人を通して、斎藤孝さんが生きる知恵として学んだことがまとめられているわけで、ゲーテと斎藤さんの二人のコラボレーションのようであります。

 いろいろといい言葉はありましたが、今日は、その中から「最高を知る」ということについて。

「最高を知れば、あとは自ずとわかるようになる」

 中途半端なものをどれだけ知っても、その真髄を知ることは出来ないということでして、まず何でも最高のものに触れれば、ものを判定するきちんとした尺度ができるということです。その道の最高のものを自分は知っているか、ということを出来るだけ意識しながら学んで行くことは、自分のレベルを上げるための早道として大事なことだと思います。
 本の中では、クラシック音楽であればモーツアルト、日本文学であれば川端康成が一つの頂点として例に挙げられていました。ちなみに斎藤さんはかつては松田聖子のCDアルバムを愛聴していたそうですが、それも彼女はかつての歌謡曲アイドルのまさしく頂点だったから、と言い訳されていました。(私も、松田聖子のCD好きでした)何でもトップにはそれなりのきらめきがあるものであり、頂点のものを知っていくと、自分の世界も広がり、目が開かれていくというのは、まさにその通りだと思いました。

 ただ問題は、その道の最高峰が簡単に分かれば苦労しないのですが、どれが最も良いのかなかなか分からないときに、みんな紆余曲折があったりして回り道をしてしまうのではないのかしら。
 昨日の運の話になりますが、運のいい人は初めからいいものに出会ったり、直感でいいものが見分けられたりするんですよね。
 カンというものも知識の集積らしいので、出来るだけ最高のものを知るように努力しつつ、やはり経験を積むことが大事ですね。

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Last updated  2005.05.29 20:47:27
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抗加齢実践家てる@ Re:今年の思い出ー地中海クルーズ(12/30) いつもありがとうございます。 ブログは…
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