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2009.11.02
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 ある海外の日本アニメ評論家がこういうことを言ったそうで。
「日本のアニメや漫画はすばらしい。だが、それは全体の3割に過ぎない。その他7割は愚にもつかない駄作。そういうくだらない漫画やアニメを切り捨て、純粋に面白い3割をピックアップし、そこから危険な暴力やセックス描写を極力排除すれば、もっと世界で売れる作品が作れるのに、なぜ日本の作り手はそれをしないのだ」

 これを聞いたときに、昔、日本の映画俳優 勝新太郎 の言葉を思い出しました
「無駄の中にこそ宝がある」

 ピラミッドと同じで、高い頂点を構成するには大きな土台が必要。文化にもこれが言えると思います。駄作、凡作があるからこそ、それらと対比して名作があるわけで。そして、すばらしい作品の作り手だって、最初からその才能を発揮できる訳じゃない。アニメ監督も最初は動画とか漫画家であればアシスタントのように、下積み経験を重ねて、時には失敗もして、技術を身につける。

 結果だけ、上澄みだけを掬い取って他を切り捨てたら、相対的に土台の脆い、小さなピラミッドしか出来ないんじゃないかと。

 国が行おうとしているアニメや漫画の支援、というのもそれに近くて、例えるなら「みかんの木の実の売り方ばかりに金を使い、根元にまったく肥料や水を与えない」ような。

 そもそも大量の駄作、凡作は、それを目指して作った訳じゃありません。名作を目指して作り、それに届かなかった結果です。日本のアニメ、漫画業界が水準が高いのは、一部の天才だけで作られているからではありません。ベースが広く、発表できる場が多いからです。

 結果が全て、というのであれば、その結果を出すために必要な環境や土壌を作るのが、実は重要なんですよね。アメリカのようにファミリ-&子供向けの作品しかアニメでは作れないような環境では、尖った表現も生まれませんし。

 この辺、単に数字や評論だけでしかモノ作りの価値を見出せない人にはわからないんだろうな。





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最終更新日  2009.11.02 08:35:24
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