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「Wii」販売台数、ファミコン抜く…6745万台
これを見たときに「とはいえ、サードのメーカーのソフトが軒並み売れてないから幻想だ!」という方もいらっしゃるかと思いますが、私の感想では「サードメーカーのソフトは、真夏の海岸で熱々のおでんを売っているようなもの」じゃないかと考えています。 おでんの老舗がこだわりの素材を使おうがどうしようが、「需要が少ない」場所でいいモノを作っても売れるわけがない。 Wiiの購買層が今までの家庭用ゲームに興味がない、あるいはさほどグラフィックにこだわらない人がメインターゲットである以上、別の売り方、あるいは別の方向性のこだわりを売らないと買いません。 現に任天堂がWiiやDSで売れたソフトの大半が過去タイトルの続編でなく、まったくの新作であったり、独自の操作を売りにしたソフトだったり。任天堂ひとり勝ち、と言われている中でもちゃんと勝つ方程式を持っているからなのかもしれません。 その点では、既存メーカーは存在が小さい「ゲームマニア」を相手にしているから今の状況になっている気がするのですよね。口やかましい割に数が少ない、あるいはグラフィックの質にベンチマークのごとくこだわる割に、そのこだわりが売り上げに繋がりにくい。 マニアが買い支える需要、というのもありますが、実際はその買い支えだけでは維持できない制作費がかかるとしたら、ある意味商売にならなくなっているのではなかと。 「いや、マニアがいるからこそソフトが売れている、ライト層はすぐに買って飽きたらソフトは買わなくなるし」というご意見もわかります。が、そのライト層の中の何割かがマニアになる訳ですから(最初からマニアなどいない)。格闘ゲームブームと同じで、スト2初期はあの作品もマニア作品じゃなかったはず。それがどんどん複雑、高度化していって、今では一見さんお断りの雰囲気が格闘ゲームにはありますから。 WiiやDSは少なくとも「ファミコンやゲームボーイ以上の市場としての土台はある」のが立証されました。後はどんな企画を立て、どう売るかが問題なのでしょう。もう企画者の「WiiやDSではソフトは売れない」という言い訳は出来ないはずです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.01.30 08:10:48
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