金曜ロードショーで宮崎監督の古典的名作、風の谷のナウシカを見たのですが・・・やはりアニメには絶対にプロの声優、あるいは舞台出身の役者、落語家、お笑い芸人のような「声を出す事で演じる人じゃないと画面に合わない」と思ったり。
宮崎アニメはトトロまではベテラン声優を使っていましたが、以後次第に芸能人、新人タレント、大御所俳優などに変わっていき、一部を除いてやっぱり「ヘン」。何と言いましょうか・・・アニメに例えるなら、キャラの絵はセル画風なのに背景は写真、みたいな違和感を感じてしまいます。決してお世辞にも「上手い」とは言いがたいんですよね。(高畑監督の平成タヌキ合戦ポンポコは、落語家さん、ということでさすが声のプロ。実に良かったですが)
宮崎監督だけじゃなく、例えば細田守監督の作品も、正直「これ、声優の方が絶対にいいよな・・・」と思ってしまいます。(特にサマーウォーズはベテラン声優さんも一部で使われているので、その声量や演技の差がはっきり出てしまっている)
なんでこんな風になったんだろうか・・・というか、アニメ監督って上位ランクに行くと声優を使いたくなくなる癖でもあるのでしょうか?(押井 守監督もそうですが)
アニメをアニメとして見たい、私のような人間にとっては、声優には詳しくありませんけど、少なくとも「画面にあったプロの声」でいてほしいのですが。
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