「人気漫画を無断公開」14歳逮捕に賛否
家庭環境とか、年齢などは置いておくとして、この手の不法アップロードの「見せしめ」は必要だと思います。というのは、いつまでもこの手のバカが減らない理由は「自分は大丈夫」という、根拠の無い安全神話を信じているからでしょうし。
ファイル共有ソフトで権利者に無断でゲームなどを配る理由の一つに「UPすることで神と呼ばれ感謝される」ことに喜びを感じるという心理があると思いますが、これは「ねずみ小僧症候群」と私は呼んでいます。義賊を気取って金をばら撒けば、そりゃ誰だって支持されますよ。盗まれた側にとってはたまったもんじゃないですが。
「でも、こういうことによって漫画の人気が上がるから、作り手にとってもいいことじゃないか。現に海外では日本の漫画がなかなか出版されないんだし」という意見、それは作り手が判断する事です。タダで読める&手に入れられるから人気、ということは、正規品がまったく売れなくなるという弊害の方が大きい。当然ですよね。最初にタダであることが基本の考え方の人間が同じものを手に入れるのに金を払うなんて馬鹿馬鹿しい、という市場を作ってしまう。現実問題として、日本のこの手のコンテンツはアクセス数が多く人気は高いのに、出版の方の売り上げが下がっている、という。
この手の犯罪の怖いところは、小中学生のような中途ハンパに知識を身につけた、でも現実を知らない年齢の子供が、大人の犯罪組織と変わらない行為を自宅PCで簡単に、罪悪感無くできてしまうということ。
ある日突然、自宅に警官がやってくるまで、皆「俺には関係ない」と思っているものなんです。そして、神と称えたあの連中たちは、罵声こそ浴びせても何もしてくれません。