中国各地で大規模反日デモ 成都のイトーヨーカ堂などを襲撃
尖閣諸島問題に端を発したデモのようですが、この記事を読むとまるで「中国全土で今回の件に関して反日活動が盛り上がっている」と感じますが、実際のところはどんなものなのか?
ちょうど会社の中国支社の方(現地の人で日本語、英語、中国語(北京語)堪能な人)の話では、やっぱり反日行動が盛り上がっているんですか?と聞いたところ、首をひねりつつ「あの手の目立つ行動をしているのは、例えるなら日本でも時折みられるデモみたいなもの。同じ日本人でも参加しない人がほとんどでしょ?中国国内でも「尖閣諸島ってどこ?」みたいな人が大半。そんな感じ」
これはわかりやすい説明ですな。確かに街頭などで政治集会やデモなどを見かけることはよくありますけど、大半の日本人は足も止めず。ただ、目立つからその部分をカメラで拾えばその国全体が盛り上がっている、と思ってしまう。
これはつい数週間前に渋谷でおきた2000人規模の今回の騒動に対する批判デモも、じゃあうちら庶民が実際にそこまで盛り上がっているか?と聞かれれば・・・・のような。また、今回情報統制がとれていたのか、海外マスコミが報道しなければ知ることも無かった、そういう盛り上がりなのはお互い様で。
いい、悪いの問題ではなく、温度差というのはあります。ですが、こういう目立つ人たちの行動が「その国の大半の人々の今の気運」と取られるのは、なんだかなあ?と思っている自分がいたり。