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2013.04.18
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プロレス人気の話ですが。

 日本のプロレスの縮小した要因って、結局「初心者が継続してみるきっかけが極端に少ない」ことだと思うんです。たとえば深夜にやっていたプロレス中継などを見てもわかりますが、まず、ここに出てきた人がどういう人なのかわからない。プロレスに詳しくない人にとってはこの技のすごさも、ここでこの2人が戦う意味もさっぱりわからない。しかも、それを知っている人を前提に番組が進むから、たとえばたまたまTVでプロレスを見た人がついてこれないという・・・

 で、これがTVでなくお金を出して実際の試合に行こう、なんていうのはもっと敷居が高くなりますから。これは他のスポーツ観戦も同じで、スケジュールをやりくりして、お金を払い、チケットを買って・・・というのは相当好きじゃないと出来ない。

 私が国内プロレスゲームを何作か作った後にアメリカのWWEの試合をCS放送で見た時に「へえ」と思ったのは、初心者や知らない人に興味を持ってもらう努力がハンパないこと。まず、レスラーを知らない人のために試合前にドラマのようなかけあいがある。これがドラマ仕立てで非常に面白い。レスラーも例えば「オリンピックの元金メダリストで何かにつけてそのメダルを自慢する嫌味なレスラー」とか「表面上は明るくファンを大事にしているんだけど、ファンと握手した後に手をアルコール消毒している大金持ち白人キャラ」とか。また、入場シーンでもリムジンでリングサイドに乗り付けて登場とか、突然場内が真っ暗になって、次に明るくなった途端、リンク中央に立っている、など、試合以外のところでとにかく興味をひかせる。さらに、会場のディスプレイで「前回までのあらすじ」のようなドラマを放送してまったく知らない人を置いてけぼりにしない努力がそこかしこに。いろんな意味で「プロレスに興味のない人」に興味を持たせる手段をたくさん使っている。

 こう書くとまるで試合がおざなりのように感じますが、実際試合は一流レスラー同士の激しいものですから、見ごたえはあります。また、様々なギミックを使った試合形式など、とにかく飽きさせない工夫をしているなと。

 いろんな見方があるでしょうけど、例えば「レスラーはそんな小ざかしいパフォーマンスじゃなくて試合で全てを見せるんだよ!」というマニアの考え方によりすぎていたのかもしれません。

 もちろんWWE方式が日本でやってうまくいくとは思いませんけど(現にそういうことをやっているインディーズの団体もあります)、新規ファン開拓というのは案外、メインじゃないところでやることなのかもしれないと思う次第。試合の良し悪しを知っている人はすでに中級者以上ですし。

 ゲーム業界でも過去100万本売れていたシリーズがどんどんマニアックに、先鋭化しすぎて今は5万程度しか売れない、なんてケースもあります。作り手側は決して5万本売れればいいソフトを目指して作っているわけじゃないんです。でも、マニアの意見ばかりを取り入れていくと、結局そういうものができてしまう。旧来のファンを大事にするのと同じぐらい、新規層や初心者を大切にしないといかんなあ。。。





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最終更新日  2013.04.18 09:50:14
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