誰でもボーカル演奏楽曲が作れる、でお馴染みの初音ミク。ニコニコ動画から火がついて今やコンビニで関連商品が売られるなどかなりの知名度を誇るキャラクターになっていますが。
で、以外、というか、冷静に考えたら本来の使い方だなと思った経験が一つ。ちょっと前、あるゲームソフトの動画を作った際、OPの歌にあわせて画面を切り替える、いわゆる映像編集の仕事をしたのですが、その楽曲の本番の歌手のヴォーカル録音がまだされていない、で、送られてきたのがBGMは本番用、声が初音ミクが歌っているもの。
たしかに本来このソフトって「シンセサイザー」なんですよね。最近は初音ミクの歌声が注目されていますが、こういう「仮歌」段階で本番の歌手に曲調イメージを伝えるためには、この電子音っぽい淡白さ、軽さが歌手にプレッシャーを与えず、わかりやすく伝えられるんだろうなと。
また、こちらも録音完了するまで待つ必要がなく映像製作が出来る(歌詞のテンポやイメージにあわせて映像を切り替えるので)助かります。
そういう意味ではプロの仕事として現場で使われる「初音ミク」のお仕事なんでしょうなあ。
ちなみに本来の歌が入った後の楽曲はソフトには入っていませんので、そういう意味でもお宝の音源だったり。