誘っておいて面接で落とす――ここがヘンだよ日本の人事
これは確かに「現場で必要とされている能力が、必ずしも人事や上司のメガネにかなうものではない」ということでもあり。
自分の話で恐縮ですが、今の職場は前の職場でうまく芽が出なく、また、関わっているゲームの作り方も売れるとは思えない、上の方針であるそのやり方だと会社の売り上げに貢献するどころかコストばかりかけて失敗しているようにしか思えない状況に自分自身鬱々としていた頃、ちょうど求人で業界内では結構有名で、かなり自分にフィットする方向性の開発会社で、作品と履歴書を送ったところすぐに面接、給与面や待遇なども申し分なくその面接の席で今の上司に「ぜひ来ていただきたい」と即断で言われ、とても嬉しかったし、求められ、そういう仕事を与えられた以上、その期待に応えなきゃいけないなあ、と考えてがんばっていますが。
上の記事では人事担当者の画一的な質問が、きっと「求められて行った筈なのに・・・」という期待を打ち壊してしまった例だと思います。(その場で椅子を蹴ってしまったのはどうかと思いますが)
技術系中途採用の場合、現場で必要とされるのは「前職で身につけた仕事の能力」であり、正直「ウチでどんなことがしたいと考えていますか?」というのは入ってから会社側が決めることであって。
私も今の会社で面接を「する側」になることがありますが、基本は面接にまで呼ぶのは「採用予定者」です。提出してきた作品の内容が8割で。あとは直接合ってみて「面接時間に遅刻しない」「提出作品の説明を具体的に出来る」「極端にヤバイ人じゃない」であれば他の面接官の方の基準は知りませんがOKにしてます。
しかし・・・自分が面接する立場になってわかるのはたくさんのエントリーの中から「コレ」と思う人を見つける難しさで。そのとき現場で求めているスキルの人と違うけどレベルの高い別分野のスキルが高い人もいるからなあ・・・