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私が好きなラジオDJの荻上チキさんのBlogにネットデマというのがどれだけいい加減かを恐ろしいほどわかりやすく説明されているのがあります。
[流言飛語]【御嶽山噴火】「日本のマスコミは自衛隊の活躍する写真を(極力)報道しない」というメディア批判流言 御嶽山噴火の際、「既存マスコミは自衛隊が活躍するのを左翼的観点から意図的に隠した、海外メディアが報じたから我々は自衛隊のありがたさを確認できた」というのがたしかにまとめ系サイトやツイッターなどで書き込まれているのを私も見ました。 ですが、上の検証・・・当時の全国紙を並べてみたらわかる。どの新聞もちゃんと自衛隊の救助活動の報道を写真入りで取り上げている。テレビでも自衛隊員にインタビューしている報道はたくさん見ました。 この検証って本当に考えたら「誰でもできる」レベルのお話ですよ。それこそ数か月前の新聞ですから。しかし、上の「マスコミは意図的に自衛隊の活躍を隠している」という言葉を飲み込んで拡散した人はその情報の発信源がどこであるかを確認しなかった。なんの疑問も持たなかった。 怖いと思うのは「普段マスコミは左翼的行動ばかりしているからこういう疑いをもたれても日ごろの行いが悪いからだ」というのを書き込んでいる人間。そんな話があるか。デマや冤罪は100%垂れ流した方の思想で構成されている。だから、どんな言いがかりも成立するし、一度拡散したら完全に排除するのはむつかしい。 バカのひり出した糞を賢者が掃除する構図になる。よく確かめもせず「拡散希望」なんてする人は、そのバカの糞を大喜びで壁や床に擦り付けているのと同じ行為。 具体的にはここのまとめサイトとコメント欄の住人 これを見て「ネットで真実」の人って多いんじゃないだろうか。 ネットに真実はある、けど、それ以上にデマも勘違いもある。問題なのは「誰でも書き込めるということはバカが珍言妄言を書いたキャッチーな意見の方が面白がられ、拡散しやすく、地道な検証や証拠を集めるのは時間と手間がかかる割には広がらない、読んでくれない」というもの。これはネットだけじゃなくて既存マスコミでも言える共通のことです。 たとえば上の荻上さんの記事に対してまだ論理的反論できる人が保守速報のコメント欄にいるだろうか?いたらぜひ「更なる証拠を提示して」反論してほしい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015.04.25 12:00:23
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