昔に比べて歯医者での治療が痛くなくなった最大の理由は「麻酔が進化した」こととのこと。確かに昔は麻酔注射を直接歯茎にブスっと刺すことが多かったのが、今はその前に塗布麻酔で麻痺させてから本番の注射を~というのが普通になっていて。また針も細くなっていたり、麻酔の効き目もよくなっていたり。また、「痛みがない」というイメージが定着することで患者さんも歯医者に来院しやすくなり、結果として早期治療がしやすくなる(痛みに我慢できなくなるまで放っておくと治療も手遅れになる)とか。
時折思うのは「痛みに耐える」というのはそれだけで肉体的、精神的ダメージを受ける。痛みは体の拒絶反応なので、理由がない限り耐えるのは寿命を縮める行為でもあります。
怖いのは「肉体的痛みに耐えることが立派な行為、成長をすること」だと思い込むこと。でも、それは単に耐性ができるだけで、ダメージが軽減されるわけじゃない。何度殴られても立ち上がるタフなボクサーが強いのではなく、結果体がボロボロであったり。
学校部活での体罰指導に意味がない理由の一つでもあります。
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最終更新日
2016.01.27 09:40:47
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