日本のスポーツ教育文化が「健全な精神を育てる」のであれば、こんな体育会系の不祥事がそこらじゅうでありはしない、むしろ体育会系にありがちな上下関係こそ、こういった理不尽なパワハラを生み、それを社会に出ても通用すると思う人間を大量生産している気がしてならない。
以前にあったこと。バスに近隣の高校の野球部部員がたくさん乗ってきた。それぞれきちんと席に座り、私語もなく、一見ものすごく「礼儀正しい」子供たち。しかし、あるバス停でそのメンバーの先輩と思われる子が「じゃあ、俺、ここだから」後輩たち「うっす!お疲れ様でした!」と礼をし、バスが動き出した。
その先輩がいなくなったとたん、全員さっきまでの礼儀正しさはどこへやら。だらーっと椅子から足を投げ出し、やかましい声でしゃべりまくる。さっきの先輩の悪口を言い合う、だらしない普通の「高校生」になっていて。
私はそれが悪いというのではありません。ただ、体育会系の人が言う「スポーツマンは礼儀正しい」ってこういうこと、単に上からの縛りがあるところだけええかっこしいをしている、その縛りの効果がないところではまったく礼儀が身についていない。
私の日舞の先生に言われたのは「品格というのは誰も見ていないところで自分をどれだけ律することができるかだよ」と・・・別にそんなことを他人に強要はしないけど、組織の先輩後輩でない人間以外には全く対応が違う体育会系の文化に、わたしは違和感を感じてます。
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最終更新日
2018.09.06 10:11:37
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