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SIE広報、報じられた性表現規制のルール導入を否定―役員が確認するケースも
昨今、PS向けのギャルゲーのイベント絵で過剰なほどの光演出による修正(白い帯で画面の7割が覆われる)が行われたり、お色気ゲームのプロデューサーが「今の体制では作りたいゲームが作れない」と大手スマホゲーム会社に移籍したりと、性的表現についての規制がPSでは強くなっている雰囲気です。 で、日本ではCEROという業界団体がレーティングを行っておりますが、このCERO基準というのがとてもあいまいです。たとえば、以前私が関わっていたゲーム、一部ゴア表現があるため、表現が規制されレーティングランクが一つ上がることになりまして、その時は「まあ、過激だしそんなものかも」と思ってました。が、海外で数百万本売った有名タイトルが国内で大手パブリッシャーから販売されたとき(ここ重要)、同様の表現があるのにレーティングが1段階下でした。 また、有名ホラータイトルの最新作が、どう見てもCERO Z基準なのになぜかDになっていたり。あの表現でDはこれまで自分がかかわった似たタイトルがZであることにゴア表現で説明がつかない。 もう一つ、以前、CEROの審査が通って発売されたソフトが、のちにユーザーがコスチュームチェンジ(くっつける部位や位置、スケールなど)と写真撮影モードの体位とカメラ位置を組み合わせると卑猥に見えるスクリーンショットが多数ネットにUPされたため、そのモードに修正パッチがあてられるようになったケースとか。 ことと左様に性的表現も、たとえば「下着姿はNG」といいつつ、過激な紐のような水着でポールダンスはOKとか、2Dイラストでは上のように修正されるけど3Dポリゴンなら規制されないなど、はっきりした基準がない。以前はOKだった表現で開発したら今回はダメ、のように、いったいCERO基準とは何なのかという話になる。 上のリンク先の文章内で「日本においては、CEROの基準で統一していましたが、タイトルの性的表現等については、より、グローバル基準を参考にし改めて取り組むようにしております。」とありますが、グローバル基準というのが曲者で、そちらに合わせると1~3万本程度の日本のコンシューマギャルゲー市場などないに等しい。そういうPSニッチ需要の市場を完全につぶしてしまう。 これが実は「日本のオタク文化を世界に!」といっているクールジャパン構想と似ていて。世界で売るためにHな描写や未成年が銃を打ち合うアニメをやめろ、と作り手でない国がいっている。 本来の売りである部分をグローバルスタンダードという名のもとに捨てさせようとする。馬鹿々々しい話でありますが、世界で100万本.500万本とか売れないソフト以外はプラットフォームにおいて市場価値がないと思っているとしたら・・・それは豊かな表現の自殺でもあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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