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令和改元や悲惨な事故などにすっかり隠れていますが、今、国会では大変なことが起きています。・・・正確には「予算委員会が開かれない」という異常事態が100日も続いている、といったのが正確なのですが。
これ、ひどいことで。予算委員会というのは1/3の議員が要求すれば開かれなければいけない決まりです。が、いつ開くかは委員長が決める。それを「決めない」という手段で実質延々と開いていないんです。 まずいことです。予算委員会というのは予算を決めるだけのことではありません。予算に関するあらゆる質問が認められる場所であり、疑惑追及の場でもあります。野党が求める質問に与党が応じない、ということであり。 たとえば昨今だけでも日米交渉のトランプ氏のツイッターでの発言についてとか、秋田に作られる予定の自衛隊のミサイル防衛システム立地要件の異常性のスクープとか、もっといえば最近発覚している総理や閣僚の記録が全く保管されていない、どころか即日廃棄という明らかに隠すことを目的にしているとか。もっとさかのぼれば政府の景気がいいといい続けていた統計がおかしかったこととか・・・ 少なくとも100日というのは異常ですし、これから先も解散まで応じる気配がない。しかも国内外問題山積で開かない正当な理由が全くない。国会での予算委員会が開かれないということは、内閣の予算を国会の審査なく一方的に通せる「三権分立」という相互監視を完全に無視する形になる。 以前、森友、加計学園問題で国会が紛糾した際、与党議員や支持者は「こんなことを話していたら大切なその他の審査ができない!野党は貴重な時間を浪費するな!」といいました。で、今はどうでしょうか?時間がないと言っていたのに、今は100日も予算委員会を開かない。時間がなかったんじゃないの? わかってるんです。答えられない、納得のいく回答ができない、疑惑を晴らす答弁ができない。そこから逃げるため、選挙前にボロを出さない、国民が国会に注目しないために開かれていない、それ以外の理由がない。 ちょっと前に野党の抗議の19日間の審議拒否に「税金泥棒」と罵声を上げていた与党支持者の皆さんにとってその5倍も休んでいる、予算委員会を開かない与党はどう見えるのでしょうかね? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.06.10 08:58:03
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