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あるバラエティー番組で女優の作ったおにぎりをみんなで食べるところを、一人の女性が「私、人が握ったおにぎりってちょっと・・・」と食べることを拒否した、ということがネットで一部炎上ということについて。
で、思うのは、他人の潔癖症を非難する、あるいは笑いものにする、ということはやめた方がいい。本当に相手を追いつめるからということ。 潔癖症の人にとって他人の握ったおにぎりが食べられない、というのは、どうしようもないことです。これは自分が気にするか、しないかの違いだけであって、本人に拒絶反応がある以上、どれだけ気にしない私たちの側が「そんな細かいこと気にするな」といっても気になる人は気になる。 「魔法陣グルグル」というギャグ漫画でヒロインのかわいい女の子が握ってくれたおにぎりだと思ってたべていたのが、ジジイキャラが脇の下で握っていたおにぎりだった、というネタがありましたが、これと実は大差ないんです。製作工程を見ていなかったらこの女性も食べられたでしょう。馬鹿々々しい例を出したのはそのぐらい感覚による拒絶反応は自然なもの。 昔何かのドラマでおばあちゃんが丹精込めて作ってくれたおはぎをお土産として持たせる、孫が笑顔で受け取り、自宅に帰ると速攻でゴミ箱に捨てる、でも電話で「おばあちゃん、あのおはぎ美味しかったよ」というシーンがありましたが、これは孫が悪い人間か?という話でもあり。 何しろ世の中には銭湯とか温泉のような共同風呂が「不特定多数の人間の入ったお湯など気持ち悪い」と入れない人もいる。他人が自分の車に土足で乗ることを禁止、スリッパを履かせる人もいる。もしかしたら自分の中にも他人と衛生感覚の線引きが全く違う部分もあるかもしれない。 もっというと、蛇口をひねれば豊富にきれいな水がある日本人が、海外の途上国で白く濁ったような井戸水で顔を洗ったりそれを使って煮炊きしている食べ物を現地の人は普通に使っているのに拒絶反応が出るのと同じです。 そう考えると、上の番組の女性の行為を簡単に非難できないんです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.06.18 07:05:22
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