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コンシューマゲーム業界での「発表の場」が変わってきているなあと思うことについて。
アメリカで通年行われるE3という家電見本市、ここは新作ゲームの発表会としても有名ですが、今年はソニー、マイクロソフト、その他大きなメーカーがキャンセル(イベント特設ブースを作らない)ということに。そのため、会場が以前よりスカスカな状況であったとか。 では、人々がゲームに関心を失ったからなのかというとそうではなく、E3にブースは出さないけどこのタイミングに合わせてネットで動画配信という形に。確かにゲームって基本映像メディアだから大きなブースにかける予算で数日間、一部の人にだけ公開するより圧倒的にコストパフォーマンスはいいはずで。 また、アメリカでは日本以上にダウンロード市場が普及しているので、バイヤーの買い付け的意味合いもどんどん減っている。 同じことは日本のゲームショーでも行われていて、また、これまで大きな宣伝力を持っていたゲーム雑誌が情報の速さもネットに遅れる(公式が生中継で発表してしまう)ので、わざわざ高い広告費を出す必要がない。 私は以前から広告というのはウナギ屋の匂いだと思っています。匂いにつられて客が寄ってくる。けど、匂いにはお金は払わない。しかし、いつしかこの匂いを広げることに莫大な予算を使うようになって本業の売り上げを圧迫するような。 昔はテレビのような大きなところにしかできなかった世界的宣伝がそれこそYoutubeの生放送でできてしまう。そうすると上のような大掛かりなイベントも意味を失っていくのだろうなと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.06.22 08:46:17
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