学術会議 「首相が一つ一つチェックしない」加藤官房長官 杉田副長官が判断に関与
よかったね!じゃあ首相の判断からたまたまもれていた!ということなので、勝手に人材削減した官僚を見つけて更迭、6人に謝罪して改めて学術委員に招聘すれば全部解決ですよ!
・・・ってことになるんですけどね。本来。そうじゃないんでしょ?
よく言われるのが「偉い人がすべての書類に目を通して細かくチェックをできるわけがない。だから、信頼のおける部下に書類のチェックを任せ、捺印を代行させることで膨大な事務仕事が回る」というのがあります。その通りです。が、そのチェックを他人に任せた以上、責任もすべてその印鑑の主になる。だから今回、首相が「知らなかった」で済ませられるわけがないし、記事のように部下が勝手に人材の取捨選択していたのだとしたら大問題で。何しろ誰が行ったのか・その理由、任命権限のない人間が通した案を総理は「知らずに」ok出したことになるのですから。むしろそっちをもっと追及されるべき。
今回の学術会議任命漏れ事件を軽く見ている人がいますが、これは結局安倍内閣から続く「責任を取らない人が大きな権力を持つ」ことの恐ろしさです。と同時に、こういった事件が明るみに出たとたん、「俺は知らない」「誰がやったのかわからない」「こんな小さいことをごちゃごちゃやっている暇があったらもっと別の大きなことを~」で毎回流される。森友、加計学園、桜を見る会、公文書偽装、すべて踏襲する、菅内閣を支持などできる訳がありませんよ。