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アニメーターさん「小学生の図画工作の授業はゴミ作りがテーマなんでしょうか」
これは私も強く思う。というか、音楽、体育、美術(図工)って、まともに教えるカリキュラムがないなら選択制にすべきで。 たとえば、今、わたしは一応デザインの仕事をしていますが、小学校時代というのは絵を描くのが嫌いでした。というか、授業で行われる写生大会というのが意味不明で。まず、先生が「学校内の好きな場所の絵をかきなさい」と。基本的なことは何も教えてくれない。絵の具の何色と何色を混ぜたらどんな色になるかさえ分からない、で、訳が分からないうちに夕方に提出。自分でも下手くそだとわかっている。で、それを翌日、廊下に張り出すんです。公開のさらし者になる。 絵を描く仕事、あるいは同人で漫画などを描いたことのある人間ならわかると思いますが、「自分でダメだと思っている、納得できない絵を無理やり世間に公表される辛さ」というのは筆舌に尽くしがたく。特に子供のころにそれを馬鹿にされ、絵を描くのが嫌いになる子だって多いと思います。 それに、日本の教育では美術の絵にいわゆる「マンガ絵」「アニメ絵」が評価の対象にならない。落書きでそういうキャラ絵を描くのが大好きな子供がどんなに上手に書いても評価対象外にされる。高校の時、美術課題で町内会の祭りポスターを描くというものに対して、この手の漫画的キャラポスターを書いたら「どんなに上手くてもこれはダメだ」と先生にダメ出しされた話もよく聞きます。 「専門的な知識ではなく美術の楽しさを教える」のであれば、それこそ「希望者や興味のある人に最低限「ちょっとやっただけでずっとうまくなる絵画技法」を教えてから自由を与えるべきで。あるいはそれこそ、マンガ絵の書き方、みたいな方がよほど興味を引く。自分も同人で絵を描くようになったきっかけは、図工や美術の授業ではなく、そういった面白さを漫画やアニメの絵をまねる、独学で知ったからだし、本格的に絵の楽しさを知ったのは部活の漫画研究会に所属して同好の人間と絵を描くことからだったし。 いわゆる半端な学校教育での美術指導というのは「単に一定時間、何も教えず絵を描かせて出てきたものを一方的に評価して終了」という、正直教育とは無関係の時間つぶし、としか・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.10.26 09:01:37
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