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リテイク回数を決める重要性について
私は仕事で部下の作ってきたものに対するリテイクの回数上限を決めています。基本は最大3回。 一回目のリテイクでは仕様と違う大きな間違いがあるとき(上段攻撃なのにジャンプ切りになっていたなど)2回目は動きの質がおかしい場合(重心が崩れているとか、動きの緩急が変、戻りのしぐさが人間の動きとして間違っているなど)、で、ここまでOKなら、いったんデータとしてプログラマーに納品します。 で、次の作業に進んでもらう。3回目のリテイクは予備。それでも直らない場合はこちらで巻き取ってしまう。 こうする理由は、リテイクってそのチェック者が気に入るまでやれるといくらでも出せるんです。わかりやすく言うと、他人を使うというのはマジックハンドで作業をしてもらうというのと同じで。単純に同じものを作るのであればいいのですが、指示を出す側の気に入るような調整が必要な場合、本人が作業するのが一番早い。特に細部になればなるほど個人の趣味や主観になってくるので「なんでここ、リテイクなんだ?」レベルの仕事にうんざりする。 「リテイクは一回出すごとに相手のやる気を半減させる」 背中の痒い所を掻いてもらうのに「もうちょっと右、もうちょっと上。・・・あ、ちょっと戻って・・・違うちがう!そこじゃない!なんでわかんないかなあ!」の回数がダメリテイクなんです。こういうのは回数が多くなるほど背中を掻かされる側は疲弊し、何が正解かわからない。もっといえば、指示する人間の顔色をうかがうだけ。本人が孫の手を使えば痒いところに一発で。 上のリテイク回数の話ですが、モーション製作の仕事って、凝りだせばいくらでも凝ることができてしまう。だからこそ際限なく7回も8回もリテイクを出す人もいる。 しかし、それで別の作業が止まってしまったらおしまいで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.05.21 08:59:17
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