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政府の男女共同参画白書が公表されました。この中でいろんなことがわかる中に注目したいものが、11Pの「積極的に結婚を望まない理由」の中に「姓、名を変更するのが面倒」というのが複数回答とはいえ、25%もあったということ。
つまり、自民党保守系議員の人たちが反対している「夫婦別姓になると日本の伝統的家族観を崩し、家庭の崩壊につながる」という以前に、結婚を阻む要因の一つになっている、という・・・ 確かに、名前を変える、というのは実務面だけでも大変です。役所や銀行、ネット契約、各種の名義変更の手間、それによる実害は結婚後数年に及ぶ。しかも、これは姓を変えた側、現状だと9割近くが女性の側にだけ負担がかかる。何より「自分が今まで呼ばれていたアイデンティティーでもある名前が変わること」は、精神的に大きな負担を必要とします。 私は選択式の何が悪いのか?いまだにわかりません。というか、世界で見れば法的に結婚したら姓を強制的にどちらかに統一する、なんてののほうが少数ですし、別姓である国で家庭が崩壊している、なんてデータもありません。 何より、日本は庶民が苗字を得るようになったのは明治以降。それまでは一部の階級以外、○○村の権平とか、△△長屋のお千代 のように自分の住んでいる地区やコミュニティーが頭についていた、そういう意味で古来の伝統でも何でもない。 今回の白書で一番気になったところはそこでありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.06.15 08:01:16
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