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この国は「任意という名の事実上強制が多すぎる」とつくづく思います。
昨今だとマイナンバーカード。これも元々は「任意」という形だったのに、いつの間にか保険証と統一し、旧来の保険証を廃止するという。つまり、事実上このカードを持っていないと保険料を払っていても適用外、全額負担しなければならなくなるという、どこが任意なのかと。 また、警察の職務質問。たとえば秋葉原などを歩いていると私も経験がありますが、警察官2人に「ちょっとカバンの中身を見せてください」と。これ、任意という建前で拒否ができる形になっているんです。が、以前それを拒否した人のレポートを見ましたが、そうすると別の警察官を呼ばれ、周りを取り囲まれる。それでも拒否すると今度は警察署に「任意同行」と、これまたまるで拒否できるような呼び名の事実上の強制的に連れていかれることになる。で、その人は結局取り調べを受けることに。ですが持ち物には何も怪しいものは入っていない。ということで解放されたが、その時に言われたのが「面倒くさいなあ・・・」というつぶやきだったとか。つまり、カバンの中身を見せればすぐに解放されるものだった、という・・・これもおかしいですよね。万引き容疑でもない、単に道を歩いていただけなのに。 ほかにも国家権力だけでなく、学校での部活動への任意のはずが事実上生徒全員何らかの強制参加とか、小学生の親はPTAに入らなければいけないとか・・・ 私はこの「任意という名の強制」の一番危険なところは「簡単に法律違反なことをだれの責任でもなくやらせることができる」ということで。もし、何か問題があってもやらせた側は「いや、あれは任意なので自己責任で・・・」と逃げられる。こんな恐ろしいことはない。 今回のマイナンバーカードも、各自に身分証明としてのカードを発行することは私はいいと思うのです。が、それに対して必要以上の、例えば保険証とか口座番号といった個人情報をタグ付けされる理由はありません。しかもこれも「任意という名の強制」ですから・・・ *よく「やましいことがないならカバンの中身ぐらい見せるのが普通」という人がいますが、だったらあなたは警察に「やましいことがないなら、ここで服を脱いで」といわれて脱ぎますか?というのと一緒です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.07.05 12:19:49
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