呪い 3
ゆっくりと壊れながら私は心の中で叫び続けていましたどうしても、声が漏れそうな時は自分の腕に噛み付いて、声を殺していましたこの頃になると、自分の意識がつかみにくくどんな状態だったのか、どうしても思い出せませんでも、この時の自分こそを、癒したかったのです何度か、繋がろうとしましたが、全くかすりもしませんたとえ繋がっても、今の自分に何ができるのかちょっと不安でもありました丁度猫に手を出したら、猫パンチされるみたいに思いを向けても、全てかわされて、他へそれてしまいます今の幸せをありがたく思いながらもどこか、不気味さを感じていました自然に癒されて、無くなった・・・なんてことも考えましたがそんな都合の良い話はあるはずもなく^^;ところが、ちょっとした出来事で、落ち込んだことですとんと、目的の時へと繋がっていったのです最初、パワーと感情の凄まじさに、押しつぶされそうでとっさに、向うへ遠ざけてしまいましたあれを、全部まともに受けていたら、危ないかも・・・しかも、忘れて久しい感情の数々重い・・・重過ぎ・・・叫び声とともに、思いが針のように突き刺さってきます「恨んだり、呪ったりしちゃ駄目なのよ」なんて言ったって、当然無駄です怒りと、悲しみ、絶望で聞く耳なんてないのですから思いの一つ一つは、もっともで分からなくもないのですがどう対処していいのか、まるで見当がつきません何をやっても、拒絶されるのがみえみえですある意味、自分にとって、一番厳しい存在嘘や誤魔化し、気休めなんて、全く通らないのですあの酷い経験から、自分が外へ発したものをまた自分が受けるなんて、なんか理不尽な気もしてきますでも、自分でまいた種は、自分で刈り取るのが当たり前ですよね結局、人にすることは、自分にすることと同じなんだなぁそのことも含めて、彼女には分かってもらうしかありません肉体を持ったことのないものが、同じようにわかることはないように思いますそして、自分を本当に愛せるのは、自分だけとも・・・(今度のことで、ミカエルの想いが少しだけ分かった気もしますが)分かってあげられて、それを受け止められるのは私しかいないのですからそして、私自身に「全てを受け止める」と宣言しました次々に、感情や当時の状況が再現されます苦しさと辛さで、眠れない日が続いていますが以前のように、感情的に囚われるということはありませんちゃんと、普通に生活しながら、心の中で感じ続けていますまだ対話はできませんが、段々と姿は見えてきましたでも・・・何だか距離が遠い! orzしかも、般若の面をつけてるし全く、感情が伝わりません冷たく凍っているみたいな・・・ただその奥に、なんだか「望み」みたいなものを感じるのですそれから一つ思い出したことがありましたおかしくなっていく前に、私はあることをしていました何かとても大事なものを、自分の奥深くに閉じ込めたのですこれだけは、絶対誰にも汚させないこれだけは、誰にも傷つけさせないという強い思いが、伝わってきますボロボロになっても、守りたかったものっていったい、何だったのだろう・・・どんなに長くかかっても、どうしても一つになりたいその時に、ようやく分離した私を取り戻して本当の私になれる、気がするのです母から私にかけられた、呪い私が、私に向けた呪い様々なカウンセリングや、ヒーリングがありますそれはもしかしたら、効果的で楽になれるのかもしれません(すでに、色々な助けをいただいているのは感じるのですが)でも、私はここから必要なことを学び取りたいと思うのです経験をすれば、同じ経験をした人の思いは分かりますでも、それは同情することができるだけ、のような気がします経験を乗り越えていかないと、気づきもないですよね形だけの慰めや、言葉では、何もこもらないし伝わらないあの苦しみの数々を、今更無いことになんて、とても出来ません無駄にはしたくないし、般若の鬼さんの苦しみにも報いたい鬼さんの監視を受けながら、これからも楽しく感謝して生きていこうと、思っていますだって、もうすでに幸せなんですから