1ヶ月程前の午前6:00頃、ファーマータナカ県道12号線を北上していた。といっても山間部から日田市方面に向かっているのは、下っているといった方が感覚的にはぴったりくる。
前日からの荒れ模様のお天気で、12号線に出る脇道には大量の杉の枝葉が散乱し、竹が道路を塞ぐように倒れかかったりもしていた。おまけに1台の軽トラが、段差のある田んぼへ半分ほど車体を突き出して宙ぶらりんで止まっていた。(これは風雨とは関係ないような気もするが・・・田舎では以前はこういう光景がよく見られたものだ)
やがて広い県道に出ると荒れた様子もある程度収まってはいたが、路面は濡れて、夜明け前の視界は決してよいものでなかった。
緩やかな左カーブから右カーブに差し掛かった時であった。
ガツーン!!!
ものすごい衝撃が車体左前方にあり、と同時に車体は右前方の空中に大きく飛び上がり、反対車線に飛び出したところを、C級(?)ライセンスと抜群の反射神経で、逆ハンを切ったため、ぶつからなくてもいい、左側のガードレールに激突後、ご丁寧にたっぷりと左側をこすりながらようやく停車したのであった。
先を急ぐ旅故、愚妻に警察と車両の事後対応を頼み、ファーマータナカは現場を離れた。
週末であったため、翌週土木事務所の現場検証があるということで、警察より連絡があり、超多忙の使用人(ゴミ選別係・ゴミ出し係・苦情処理係・農薬散布係・スタッフなだめ係・重量物運搬係・その他諸々雑務係)兼務役員のファーマータナカは仕事もろくに出来ずに待機していたが、結局なしのつぶてであった。
(あくまでも鮮明な思い込みによる記憶で、誇張と捏造が含まれ、事実とは相当掛け離れている可能性大である事を了承の上お読みいただきたい)
以上が事件の前段であるが、ここで問題を整理しておこう。
・ ファーマータナカは被害者か加害者か?
・ 落石注意の道路標識はなかったが、そもそも落石注意とは何だ?
(以下次号に続く)