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2009年08月26日
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カテゴリ:田舎暮らし

ファーマータナカが紹介する第30回中津江ミュージックフェスティバルのトリは中川五郎だ。

ファーマータナカが実際の中川五郎を見たのは、実はこの中津江ミュージックフェスティバルが初めてで、今回が2回目だ。

ざっと思い返してもリアルタイムでライブを見たアーティ-ストは、長谷川きよし、ガロ、RCサクセション、加藤登紀子、五輪真弓、キャッスル&ゲイツ(ちょっとマイナーか)、チャゲ&飛鳥(前座で)、ピンクレディー(娘と)位か。
音楽に関してはある意味いい時代になったというか、岡林信康も泉谷しげるも西岡たかしもかまやつひろしも森山良子ももイルカも南こうせつも伊勢正三も加山雄三も皆向こうから近くにやってきてくれて見たものだ。

アーティスト自体にも当然変質があり、ファーマータナカにも又転落の軌跡がある。
音楽を通して、同時代を共有した彼らを今見、聴くことで、その時の坩堝の中では見えなかったものが、クロスワードパズルのように埋められ、今更のようにその時代がどういう時代であり、又どういう脈絡で今に続いてきたのかを垣間見ることができるのだ。
(クロスワードパズルは死ぬまで、否死んでも完結はしないだろうが・・・)

中川五郎は、 関西「フォークの父」高石ともや、「フォークの神様」岡林信康、そして高田渡に続く高石音楽事務所のプロテストソング歌手の末っ子。
そして今でこそ当たり前になった、カヴァーやシンガーソングライターの元祖的存在でもある。
彼自身はその後すぐ歌手廃業宣言、わいせつ文書販売同所持事件での7年間の裁判、他者から自己へ向かう「25年目のおっぱい」を経て、地道にライブは行いながら、編集・翻訳等を手がけて現在に至っているということらしい。

「腰まで泥まみれ」は、彼の代表作だが、売れるためというより、曲の意味を伝えようとする訳詩により、オリジナル以上の説得力があるから、その時代背景と相まって多くの支持と共感を呼んだのだと思う。
そして加川良の歌もそうであったが、今の時代にも普遍性をも持って問いかけてくるものだともいえる。

中川五郎

(「腰まで泥まみれ」を歌う中川五郎)

「腰まで泥まみれ」 作曲: ピート・シーガー 訳詩: 中川五郎

むかしぼくが優秀な軍隊の 隊員だったとき 
月夜の晩にルイジアナで演習をした
隊長は ぼくらに 河を歩いて渡れと言った 
ぼくらは 膝まで 泥まみれ  だが隊長は言った 進め
                                 
隊長危ない ひきかえそうと  軍曹が言った 
行くんだ軍曹 俺は前にここを渡ったぞ
ぬかるみだけど頑張って歩き続けろ
ぼくらは 腰まで 泥まみれ  だが隊長は言った 進め 
                                       
隊長こんな重装備では 誰も泳げません
そんな弱気でどうするか 俺についてこい
わしらに必要なのは ちょっとした決心さ
ぼくらは 首まで 泥まみれ  だが隊長は言った 進め

月が消え 溺れながらの叫びが聞こえて  
隊長のヘルメットが水に浮かんだ
みんな引き返そう と 軍曹が言った
ぼくらは泥沼から抜け出して  隊長だけ死んでった
                                           
裸になって水にもぐり死体を見つけた 
泥にまみれた隊長は きっと知らなかったのだ
前に渡ったときよりも ずっと深くなってたのを
ぼくらは泥沼から抜け出した  進めと言われたが 
                                         
これを聞いて何を思うかはあなたの自由だ  
あなたはこのまま静かに生き続けたいだろう
でも新聞読むたび よみがえるのはあの時の気持ち                                          
ぼくらは 腰まで 泥まみれ  だがバカは叫ぶ 進め

ぼくらは 腰まで 泥まみれ  だがバカは叫ぶ 進め                                    
ぼくらは 腰まで 首まで  やがてみんな泥まみれ 
だがバカは叫ぶ 進め!

時代はベトナム戦争の終結と共に、他者を批判する反戦歌から、その矛先は当然の帰結として歌い手自身や聞き手自身に向かう事となるが、そうだとしてもそして現在においても、その思いが我々から消え失せるものでもなく、又消されてもいけないものであるだろう。






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Last updated  2009年08月27日 05時29分56秒
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