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2013年06月28日
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カテゴリ:栽培
「奇跡のリンゴ」がいよいよ公開され、話題になっている。
この映画は、日本最大のリンゴ生産地・青森を舞台に、それまで絶対に不可能だといわれていたリンゴの無農薬栽培に挑戦した木村秋則氏の実話を映画化。
阿部サダヲが木村さんに、菅野美穂が、農薬に体を蝕まれながら木村さんと共に無農薬栽培に挑む妻・美栄子を演じる。
私財を投げ打ち、11年もの歳月をかけて信念を貫くひとりの男の姿が胸を打つ物語という。

感動物語として、それはそれでいいのであるが、この映画に端を発して、又さまざまな議論も湧き起っているようである。
ここでは、農業を営んできたものとして、その基本となる部分について少し押さえていけたらと思う次第である。

奇跡のリンゴとは、無肥料無農薬で育てたリンゴだそうだ。
それは従来、「絶対不可能」といわれていた。
まずは、この「無肥料栽培」というものからみていこう。

無肥料栽培とは、化学肥料・農薬はもちろんのこと、有機肥料(畜産堆肥、米ぬか、油粕、魚粕を含む自然堆肥)を一切使用せず、土壌と作物そのものがもつ本来の偉力を発揮させることで作物を栽培する農法のことをいう。

しかし、作物は何を栄養にして育っているのであろうか。
例えば、窒素固定菌等が、無施肥条件で増殖率が高くなる傾向にあるといい、人が肥料を入れ続けるのに代わって自然界の微生物が養分供給の助けをしはじめるといい、植物には、不足する養分を自ら作り出す能力が秘められているともいい、さらに元素転換がおきているのかもしれないとまでいう生産者もいるようだ。
全般的には、植物が本来持っている力を無肥料で引き出すといった抽象的表現が多いようだ。

「奇跡のリンゴ」でも、山の中のどんぐりの木が、無肥料で毎年実をつけるのを見て、無肥料栽培に目覚めたというくだりがある。
それが成り立つのは、自然は循環しているからだ。
循環が成り立っていれば、(雑草や枯葉が腐葉土となり、土に返って循環を形成する)肥料などはいらないことになる。
しかし、農業として、野菜や果実などを人間がその土地から継続的に持ち出した場合には、その時点で、循環の輪が途切れてしまうことになる。
その分は人間の力で補充してやらないと、次第に有効成分が少なくなくなると考えるのが妥当と思われる。
収穫というのは、この循環の輪を壊すということであり、農業とは、有機無機にかかわらず、持ち出した分をその土地に返す行為といえるだろう。

ということで、一般的には「無肥料栽培」というものは、継続的にそれなりの収量と品質を保持しながら農産物を生産していくには?マークがつかざるをえないのではないだろうか。
(以下続く)

奇跡のリンゴ(映画)

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Last updated  2013年07月03日 04時42分11秒
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