|
カテゴリ:思い出(社会人・海外)
先日お父さんのお弁当に毎日トマトが入っているという話をお昼休みにしていたら、同僚から「1日1個のトマトは医者いらずですから、奥さんの愛じゃないですか。」と言われた。お父さんの中では、1日1個で医者いらずになるのはリンゴだったので、それはトマトではなくリンゴではと問い返すと、同僚はトマトと言って譲らなかった。
近くにいた別の同僚にリンゴかトマトか聞いたら、その同僚もトマトだと思っているということだった。お父さんの住む地域ではトマトなのかなと思ったら、さらに別の同僚が、私はリンゴだと思っていたと言ってきたので、地域性ではないようだ。
早速ネットで調べると、やはり最初に出てくるのはリンゴだった。ところがトマトと言った同僚が調べるとトマトも医者いらずの食べ物として出てきた。こうなるとお父さんの知的好奇心がうずいてもう少し調べてみた。昼休みでよかった。
実際に調べてみたら、リンゴやトマトだけではなく、柿、海苔、梅、アロエ、大根おろし、味噌なども医者いらずの食べ物として出てきた。味噌は確かに1日1杯の味噌汁は体にいいとは聞いたことがあるので、理解できたが柿などは初耳だった。 柿と言えば、関ケ原の合戦で捕らわれた石田三成が処刑前に柿を勧められて、「体に悪いから柿は食べない」という逸話が有名なので、あまり体に良いイメージはない。
梅も生で食べると毒だが、梅干しは体に良いとも聞いたことがある。最近は塩分が高いということでまたダメになっている気もするが。アロエは昔から薬としても用いられてきたたから理解できるが、毎日食べるようなものではないだろう。大根おろしも体に良いというか、殺菌効果などがあると聞いているが、これも毎日食べるかと聞かれると、少なくともお父さんは違う。
ちなみにお父さんは昔父親から、クマはシイタケを食べているから強くて病気にならないと言われて、シイタケを食べないお父さんは「クマの生態など知らないくせに」と思った記憶がある。父親の情報の出どころはわからないが、ネットで調べてもクマがシイタケを食べるという話すら見つからない。
まあ健康になる食物などいくらでもあるだろう。食品の中の1部の栄養素だけを見れば、ほとんどどの食品にも体に良いモノがあるだろうから。リンゴもトマトも昔から日本で一般的に食べられてきたものではない。少なくとも明治以降に今の食用のリンゴやトマトは日本に入ってきたようである。
と言うことは、医者いらずの代表になってからまだ100年ほどでしかないのだろう。ひょっとするとリンゴやトマト以外にも、別の食べ物が代表になるときが来るかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.04.09 00:10:11
コメント(0) | コメントを書く
[思い出(社会人・海外)] カテゴリの最新記事
|