GASLANDの衝撃
NHKのBSで2夜連続でGASLANDというドキュメンタリー映画が放映されたが・・・・アメリカでは、ある日、裏庭の隣に掘削井が出現して、蛇口から天然ガスが噴出したりしているようです。この映画では、天然ガスの採掘方法で用いられる水圧破砕採掘法によって飲み水が汚染された人々をレポートしているが・・・・・水圧破砕法によるシェールガスの採掘なんてものは環境破壊そのものであり、こんな工法は生物のいない地球外の惑星で許されるSFのような話であるが・・・・・拝金のアメリカでは、住民の苦情などという柔なものは無かったことにされるのが怖いのです。つまり石油、ガス企業のやり口は、井戸水の代わりに飲料水を提供し、わずかな補償金を払って口封じするわけです。戦争を民営化するなど、とことん拝金のアメリカの富裕な管理者階級にとっては、環境破壊なんてものは戦争に比べるとかわいいいもので、金でかたが付くとでも思っているのでしょう。ここにも、あのチェイニーのハリバートン社が顔をだしているのです。ダースベイダーのように暗黒面のフォースを信奉していると公言したとか、しなかったとか?要するに、金をバックにしたロビー活動と弁護士がこの国をダメにしている。COP16で日本が米中抜きの温暖化対策は無意味だとして、けつをまくったけど・・・・・こんなアメリカの環境対策に期待するのは、かなり夢物語なのかも?This land is your land, this land is my landFrom California to the New York Islandこの映画でピートシーガーがこの歌を歌っていたが、カルフォルニアからニューヨークまで採掘井を示す赤い点に埋めつくされた地図が二重写しで出てきます。いつのまに、自国民にとってこんな酷い国になったんだろう?水圧破砕採掘法(Hydraulic Fracturing)とは天然ガス採掘に用いられる水圧破砕法は水とともに有害な化学物質も注入する。その化学物質が地下水に流れ込み飲み水として利用されるというもの。住友商事、米国におけるバーネット・シェールガス開発プロジェクトについてのように日本企業が食指を伸ばしているけど、くれぐれも火事場泥棒のようなことは慎んでもらいたいものです。米国の天然ガス事情・・・おや三菱商事も