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カテゴリ:国力とお金
●もう3年か? ・・と日本では東日本大震災からの経過時間を振り返る悲喜こもごもの感想が目立つ。 確かにダメージを受けた日本で、いまだにご遺体の見つからないご遺族の哀しみは想像に難くない。改めて哀しみを共有したい。 ●しかし一方で、視点を変えてみれば、ある意味で日本にとっては、政治や経済にこのショックが、良い効果をもたらしたのではないか?なかなか自ら変革できなかったが、変革を強制されたわけだ。 ●津波による原発事故はそれ自体悲惨だが、電力供給の構造が東電の崩壊で変わりつつある。地域独占が崩れ発電・送電・販売の電力の従来秩序が新たなものに代わりつつある。化石燃料以外の電力を模索し始めてたのも大きく見ればよい方向だ。 ●また悲惨な事故は、逆悦的だが日本の原子力産業の競争力を高めたのではないか?廃炉を含めた事故処理の経験はそれ自体が、ノウハウの塊で競争力の向上に寄与することは想像できる。 ●今年1月、日本の経常赤字が月間で過去最大になり、外人の日本株は売り越された。貿易の赤字は2兆7900億円になり、海外投資の上がりである所得収支をもっても相殺できなかった。 ●しかし2月以降は様々な理由で改善し、経常収支は7000億円の黒字が5ヶ月ぶりに見込まれそうだ。外人の1兆円の日本株売りもどうやら、フランスの投資家に偏っていて昨年末に1.6兆円買い越したた反動と見られるので アベノミクスの効果はいまだ生きていそうだ。 ●TPP参加を見越した農業の競争力改善も、なんと化学会社のはずの住友化学が、野菜の加工事業に乗り出しコンビニに卸すそうだ。全国で農場を運営していたが一歩踏み込んだといえる。食品以外の製造業が加工工場を造り出すのは、かつての農政からすると画期的だよね?日本の産業構造がガラガラ変わってるのを実感するね。 ●貿易赤字の元凶となった家電メーカーのシャープは、一度破綻の危機に陥ったが、どっこい踏ん張っている。米国ので北米TV事業を、CATV最大手と組んで進めるのだとか。在庫を抱える従来家電メーカーのモデルを転換して、安定収益を確保する体制に改めたことだ。 家電やスマホなどは、もはやコモデティ商品と化して、コストが低いほど有利になる。既存のパーツを組み合わせれば、新興国でもそれなりの商品が出来上がるってわけだ。 パナソニックが自動車関連にシフトし、あるいはソニーのようにマーケティング自体を見直して、高機能TVを市場に応じて販売しようとする動きは、どっこいまだまだ日本の企業もバカではない・・と思える動きだね? ●汎用商品は新興国に任せて、高付加価値商品やマーケティングによる改善を図ればよいのだ。末端商品は確かに対応が遅れて、一時的に劣勢になったが、その基幹部品や素材の日本の競争力は圧倒的で、ビジネスの種はいくつも用意されてるのが日本の強みだろう。 震災後3年を経て、政治や経済もまったく様相が変わってきたが、「がんばれ日本」と改めて言いたいね!
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最終更新日
2014.03.12 10:16:33
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