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カテゴリ:健康とお金
心臓は血液を人体の各部に送るため、いくつかの循環系を作っている。それは一般的に肺に向かう肺循環系 体の各組織へ送る体循環系。またわずか体重の数%に過ぎない脳組織に、安静時でも15%の血液を届ける脳循環系などが有る。 ●以上はなんとなく理解できるが、実はその他に門脈循環系というのが有る。一般の血管系では、心臓から出た血液は、1回だけ毛細血管を通り心臓へ戻るのだが、この原則から外れる部位が2か所ある。 ●その一つが、肝臓の門脈系というわけだ。他のひとつは脳下垂体へ入る下垂体門脈と言われるものだが、ここでの話は前者。 一度静脈に集められた血液が、門脈を経由して肝臓内の毛細血管に入り、再び静脈を通って心臓に帰る流路を取るらしいのだ。 正常なら、胃や腸管で吸収された毒物が、全身に送られる前に、無害化・代謝してしまうのに都合の良い流路という事らしい。 ●脾臓や腸からの静脈は肝臓に入る前に、1本の門脈になり肝臓に入る。その過程で毒物を吸収してしまう。う~ん人体は精巧だね。 ●ところが肝硬変などになると、硬くなった肝臓組織が毛細血管を圧迫し、肝委縮により血管構造が変わったりする。すると門脈の血圧が高くなるんだね。 ●結果、腹水が溜まったり、脾臓が肥大して貧血を起こすなど症状が出てくる。また本来門脈に入る血液が他の静脈に流れてしまい、腹部の静脈が膨張して、食道や胃に静脈瘤ができることが有るんだね。これが破裂すれば、すなわち吐血や下血の症状が現れる。 ●血を吐くなんて、どこからの血を吐くのか普通は判らないよね。でも食道からの出血ならわかるだろう。また下血は痔でもあれば少量の血は出るだろうが、大量だと食道や胃の出血なら理解できる。 ●こんな仕組みで、40~50代の発症率が高く、しかも男女比が1:3と女性の方が3倍高い。治療法は症状に応じて多様でだが、まずは肝硬変にならない様にするのが一番。食生活が大切だね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.12.04 20:56:11
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